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共闘の奇策 あえなく/野党3党、候補探し継続
新潟日報[1面] 2016年9月18日
知事選での野党共闘の可能性を探る、まさに奇策だった。17日に展開された共産、社民、生活の3党と市民グループによる民進党衆院5区総支部長・米山隆一氏(49)の擁立劇。自民党と公明党に支えられる前長岡市長・森民夫氏(67)に対抗するべく、「自主投票」を決めようとする民進党県連云の会合直前に示した提案はしかし、あっけなく同党に否定された。7月の参院選新潟選挙区に続く広範な共闘構想は崩れ、焦点は3党の中から候補が出されるかに絞られた。
民進党県連の常任幹事会が始まる午前11時前、市民グループ呼び掛け人の佐々木寛新潟国際情報大学教授は会場のホテルに自転車で乗り付けた。
慌ただしく県連担当者に手渡したのは「米山隆一氏を市民有志の候補者として擁立し、他の野党3党と一緒に戦ってまいりたい」として協力を求める要請書。 前日深夜に3党が合意し、取りまとめたものだった。
支援しようとしていた泉田裕彦知事が8月30日に4選出馬取りやめを表明して以降、野党3党は市民グループとともに対抗馬の擁立を模索していた。
しかし、民進党とも気脈を通じながら進めた候補者探しは難航。民進党県連は13日、独自候補の擁立断念とともに、森氏を推薦しないことも決めた。
この事態を受け市民グループと3党が、共闘実現に向けた最後の切り札として目を付けたのが民進党の米山氏だった。現職議員ではなく、維新の党からの移行組で党派色も比較的薄い。野党共闘が持論という米山氏も共鳴し、原発再稼働に慎重姿勢を示したという。
だが、民進党にとっては受け入れられる話ではなかった。米山氏の名前は党内で一時浮上したものの、他党との協議の中で断念した経緯があった。支持団体の連合新潟は森氏支持を決め、対応が分かれる状況となっている。「これ以上議論を引き延ばせば県民の信頼を失う」との判断もあった。県連として要請書は受理しなかった。
今後の候補擁立は3党の手に委ねられることになった。本県の知事選で過去に無投票になった例はない。
社民党県連の小山芳元代表は「何としても選択肢を示さなければいけない」とし、生活の党県連代表の森裕子参院議員も「責任を果たす」と、統一候補探しを続ける考えを強調。長年候補を立ててきた共産党県委員会の樋渡士自夫委員長も「共闘を目指し告示前日、当日までかかってもやる覚悟だ」と力を込める。残された時間は少なく、危機感と焦燥感も漂っている。
同日付の新潟日報 関連記事(投稿者による紹介)
民進が自主投票決定/米山氏擁立案 受け入れず[1面]
米山氏は「野党統一候補として対立軸を示したかったが、みんなでまとまらなければ勝てない。党を無視して個人でやる考えはない」と述べた。その他、つぎのウェブ版記事とほぼ同じ内容。
新潟県知事選、野党3党の擁立焦点/米山氏立候補見送り(2016/09/18 09:30)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20160918280368.html
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