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風化させてはならない安藤事件 第二十二弾
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投稿者 真実の告発人 日時 2014 年 2 月 06 日 22:06:40: GnuC3w3pf.O5U
 

(回答先: 風化させてはならない安藤事件 第二十一弾 投稿者 真実の告発人 日時 2014 年 2 月 06 日 22:03:21)

女性の話をひとしきり聞いた告発人は、この先、日向警察署が殺人未遂事件
と断定した場合、この事件を翻す術は皆無であると思った。

そう思い告発人はじっと瞼を閉じた。
閉じた瞼に浮かび上がってきたのは、11歳に成る平田の長女であった。
告発人の心の癒しであったこの子に、起訴が確定し平田が逮捕された場合
犯罪者の子供として、一生をその重荷に耐えなければならなくなる。
自分を癒してくれたあの笑顔も消えてしまうであろうと。

それと同時に、同乗女性の子供も思慮に入って来た。
裁判に入ると、同乗女性と平田が知り会った経緯を世間にさらす事に成る。
例え、平田を刑に服させても、出会い系で男を漁る貞操観念の無い淫らな女性
の子供と好奇の目で見られることも確かであろう。

その様に思った告発者は、理不尽を承知で子供の将来を案じるためとし、
平田への告訴を取り消す様、女性に説き伏せて行った。

告発人の話を聞いた女性の表情を伺い、考える時間を作るため、
病室を出ようとした告発人を女性は引き留めた。

女性は平田の妻と面談できるのであれば、告訴を下げてもよいと言ってきたのである。

これを聞いた告発人は、軽傷であった女性を病院の許可を得て、告発人宅へ
連れて行き、平田の妻へ直ぐに告発者宅に来るよう指示した。

平田の妻が到着し、テーブルの席に着くと、女性はおもむろに携帯を取り出し、
平田から送信されたメールを読むようにと言い、テーブル上に投げ出した。

指示に従いメールを読んでいた平田の妻は、読み進めるうちに卒倒してしまった。
その状況を見た告発者は、携帯を取り上げ、メールを確認した。


メールの内容は目を覆いたくなるような甘い言葉が並べられ、当事者の妻でなくても、
怒りが込み上げてくる内容であった。

内容を確認した告発者は、メールを見せる事で、平田家を崩壊へと導くために
女性が妻への面会を依頼したと悟った。
告発人は、この様な報復の仕方をした女性に対し、すぐさま車に連れて行き、
病院へ送り戻す途中で、日向署へ被害届を出したければ出せばよい。
その代り、徹底的に争わせてもらうと女性に宣戦布告をしたのである。
その後、平田の妻に同乗女性に誠意を見せるため、少ない金額であっても
郵送にて返金するよう指示し、それを実行させた。

その数日後、告発人に会いたいと女性から連絡があった。
女性が指定した喫茶店に向かいながら、搾取金の一括返金の依頼なのか、
更なる報復の告知であるのか、思案していた。

その様な中、新谷氏から電話がかかってきた。
新谷氏は平田が事故を起こした当夜、告発人によって家を追い出されていたので、
個人事務所に準備してあった着替えその他を使い果たし、
家に衣類を調達に来たが、告発人が不在の為、何処にあるか判らなかった為、
連絡してきたのである。

告発人は事故の概略を話し、構っている暇はないと告げ連絡を絶った。
そうこうしているうちに、指定場所に着き、女性と面談に臨んだ。

女性から話された言葉は、予想を大きく覆す内容であった。
「今日、日向署に出向き、当時は事故の影響で興奮状態であったが
よくよく思い出すと、言い争いの末、パニックでハンドルを自ら引き寄せてしまい、
事故に繋がった」と証言してきたと。
それにより、殺人未遂ではなく、事故扱いにして貰う様手続きもしてきたと。

告発人はこの言葉に一旦安堵し、次の言葉に身構えたが、これも予想を覆された。

乗っていた車は保険に入っているはずだから、事故と成れば保険金が下りるはずである。
その保険金で、自分の入院及び治療費の支払いを行ってもらいたい。
そして、貢いだ金額を返済する旨を書かれた手紙とお金が来たが、
今後、この行為は続くのか告発人に訊ねてきた。

告発人は、当人に一括で返金できる能力は無いので、完済できるまで続ける
であろうと、女性に告げた。

女性は、事故の事もそうであるが、平田が行ってきたことを二度と思い出したくない。
この返金の封筒が届くたびに記憶が蘇るのは苦痛に成るので、
一切の返金をしないよう、告発人に頼んだのである。
そして、平田の被害者は私だけではないであろうと・・・
自分が告発しなくても、その他の被害者が、平田を必ず告発するであろうと
予告し、その時を楽しみにしているとし、話を終えたのであった。
 

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