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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090928/elc0909280009000-n1.htm
橋下徹大阪府知事が応援する新人の元大阪府政策企画部長、竹山修身氏(59)が、民主、自民、公明3党が事実上相乗りして推す現職、木原敬介氏(69)を破った堺市長選。橋下知事の全面的なバックアップを受けた竹山氏が、浮動票を掘り起こし政党の組織力を制した。ただ、今回の選挙戦で多くの市議は木原氏支持に回っており、知事の“介入”に対して「堺は再び織田信長に征服された」といった不満もくすぶる。新市政は議会空転の危機を抱えながら波乱の船出を迎えそうだ。
「きっちり『知事のおかげもあって勝たせてもらった』と報告したい」。27日夜、当選確実の一報が入り事務所で支持者らと万歳三唱した竹山氏は、報道陣に対しこう喜びを語った。
橋下知事は姿を見せなかったものの、府からは綛山(かせやま)哲男副知事が駆け付け「ごくろうさん、よくやった」とねぎらいの言葉をかけた。
「7月に事務所を立ち上げたときにはこうして万歳ができるとは思わなかった」と竹山氏。市長としての抱負を問われると「私は知事と同じく道州制論者」「(府と市で連携し)教育を何とかしたい」と橋下知事と協調関係をアピールし、「知事がサポートしてくれたことはありがたい」と感謝の言葉を繰り返した。また、グループとして支援を受けた「首長連合」への参加にも前向きな姿勢を示した。
選挙戦で多くの市議を敵に回したことについては「市議のほとんどは知り合いなので本音の話ができる間柄」としたうえで、「(選挙戦のしこりは)残らないと思う。真摯(しんし)に議論し合うことが堺市を発展させる」と言い切った。
一方、木原氏は事務所で支持者らを前に「知事が部下を送り込むという理解しがたい選挙になった。理不尽な暴挙だ」と戦いを振り返り、「力不足であり不徳のいたすところ」と深々と頭を下げた。
事務所に集まった市議や府議らも一様に重苦しい表情。
「今回は知事に負けた。堺は織田信長に征服されたようなものだ」。自民党系会派の市議は一言一言かみしめるように語り、新市長への忠告ともとれる言葉を口にした。「オール野党の議会を運営していくのは難しいと思うよ」