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2009衆院選:あす投票 迫る選択、各候補最後の追い込み /兵庫【毎日JP】
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090829ddlk28010323000c.html
◇決戦、大詰め
衆院選は30日投開票される。
解散から40日間という長期に及んだ真夏の戦いも、いよいよ大詰め。
劣勢が伝えられる自民・公明は巻き返しに全力を注ぎ、優位な戦いとされる民主もラストスパートをかける。
共産、社民、国民新、新党日本や無所属の各陣営は埋没しないようにと必死の主張を繰り広げる。
これまでの各陣営の動きをまとめた。
【衆院選取材班】
◇1区
槙山候補は「憲法改正」や「消費税撤廃」などを訴える。
可能な限り一般有権者に顔が見える選挙をしようと、朝夕の辻(つじ)立ちや街頭演説を繰り返し支持拡大を図っている。
井戸候補は朝は駅立ち、日中は街頭演説やマニフェスト説明会、夜は個人演説会をこなし、無党派層の浸透を図る。公示後に配布したマニフェストは既に2万冊近くに上る。
盛山候補は、麻生太郎首相ら自民幹部の応援を受け、懸命の巻き返しを図る。集会では「1区の候補者の中で信頼の政治ができるのは自分だけ」と政権担当能力を訴えた。
原候補は「KOBEからもう一つの選択」をキャッチフレーズに、護憲など2大政党との違いを強調。1日平均10カ所の街頭演説をこまめに繰り返している。
味口候補は日中、街頭演説で政策を訴え、夜は駅前などで帰宅途中のサラリーマンらに握手を求める「お帰り作戦」を展開。29日夕は三宮で党書記局長と最後の訴えを行う。
◇2区
向山候補は、企業回りで労組票を固める一方、駅立ちや商店街の自転車回りで支持拡大を図りながら「政権交代」を呼びかける。29日夜にはJR兵庫駅前で最後のお願い。
赤羽候補は、党本部や自民党から大物が続々と選挙区入り。自民・公明支持層を固める。神戸市北区でも積極的に集会や街頭演説を開き、5期16年の実績をアピールした。
井村候補は、支持者が開く小集会にもこまめに参加。街頭では雇用や福祉、平和などを訴えるほか、「自公政権退場」を呼びかけ、与党の批判票の取り込みを図る。
竹内候補は、駅前や大通りでの辻立ちを数多く繰り返し、選挙区内全域を選挙カーで巡り、知名度の向上を図る。街頭では「消費税廃止」などを掲げて支持を求めている。
◇3区
金田候補は、後期高齢者医療制度の廃止を掲げ、弱者に優しい社会づくりを訴える。29日は選挙区内で短時間の街頭演説を繰り返しながら、街宣カーで駆け回る。
関候補は44歳の若さを前面に押し出し、選挙戦中盤からは自転車で選挙区を走り、さらなる支持を訴えている。29日午後3時から、垂水駅での街頭演説会で支持拡大を図る。
黒江候補は、地元出身者として学生時代の友人や患者の家族を中心に支持固め。前高知県知事の橋本大二郎氏も街頭演説に登場。医療制度改革を訴え、支持を求める。
土肥候補は、民主支持層や労働組合の基盤強化に加え、無党派層の取り込みに努めている。最終日も、官僚政治からの脱却などを訴え、政権交代への支持を呼びかける。
森本候補は、街頭演説のほか、選挙区内を街宣カーでくまなく回り知名度アップに努めた。午前10時は名谷駅、午後7時には垂水駅に立ち、党の政策をアピールする。
◇4区
石原候補は毎日5カ所以上で街頭演説に立ち、「有権者への感謝を胸に、打てば響く国造りをしたい」と訴えてきた。19日には平沼赳夫元経産相も応援に駆けつけた。
井上候補は選挙カーで選挙区をくまなく回り、個人演説会を22回こなした。景気対策などの政策を挙げ、「日本の国に責任を持てるのは自民党しかない」と訴えている。
外山候補は、手書きの看板を友人から借りた車に掲げて、選挙カーとし、地元の神戸市西区を中心に回った。“手作り選挙”で「民主主義を実行しよう」と呼びかけを強める。
高橋候補はトレードマークの白ジャケットで街頭演説、ミニ集会を重ねた。「国の無駄遣いをなくす」と無党派層へ支持を訴え、29日は6市1町に及ぶ選挙区をくまなく走る。
佐藤候補は街頭演説や辻立ちを50回以上実施。神戸市西区の駅前での朝立ち・夕立ちも毎日続けており、「減税と国防の強化による日本の繁栄を実現したい」と訴えている。
◇9区
高木候補は、無党派層の多い明石市を中心に街頭演説。「減税による景気回復」「新たな国防政策」を訴えている。最終日はJR西明石駅前や明石駅前で演説、支持を訴える。
西村候補は、昼間は街頭演説、夜は個人演説会を開いてきた。与党への「逆風」を意識し、直接説明する機会を増やし「政治を立て直す」と主張。29日夕は明石で締めくくる。
宮本候補は、推薦の民主党参院議員や県議らと街頭演説や個人演説会を開き、「政権交代」を訴えている。29日には、亀井静香代表代行が公示後3回目の来援で、組織固め。
〔神戸版〕