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(回答先: ドイツでは、開業医の過剰や集中を防ぎ、医療供給を適正にするため、開業医定員制を実施して、僻地医療にも役立っている 投稿者 TORA 日時 2009 年 10 月 30 日 15:24:07)
今回のデータでは、まだ細部が非公開でわかりません。2年前は今回より収支差額が大きいのですが、傾向は同じですので、参考に2年前のデータを解析したものを紹介します。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/searchdiary?word=%b0%e5%ce%c5%b7%d0%ba%d1
この図が示すように、データは高いほうに長く尾を引く片寄った分布です。ですから、平均値は意味を持ちません。2年前でさえ、平均収支差が100万円以下の診療所が454件、約43%もありました。今回は、2年前より4400億円削減されていますので、更に低いほうにピークが移動します。
第15回医療経済実態調査の診療所収支差額頻度
http://www.honey.ne.jp/~yosyan/image/2007_syusisa2.jpg
それにしても2522万円(12等分で月210万円)と言う数字がどこに書いてあるのでしょう。私には発見できません。どなたかわかりますか?
第17回医療経済実態調査の報告
(平成21年6月実施)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/10/s1030-6.html
一般診療所(集計2) (PDF:183KB)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/10/dl/s1030-6f.pdf
某所から転載します・・・
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III 直近の事業年(度)の集計結果 一般診療所(集計2) (PDF:175KB)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/10/dl/s1030-6n.pdf
↑ の P146を御覧下さい。
一般診療所(全体) (集計2)
損益差額 15,306千円
施設数 1,047
_________________________
直近事業年度の一般診療所(1,047施設)の平均損益差額は、【15,306 千円】であり、『開業医である一般診療所の院長は平均2522万円』なる共同通信記事中の数字は嘘です。
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たった一人で背負って立つ零細な診療所。医師が病気になったときの所得保障も働けなくなったときの退職金もなし。売り上げは保険診療がほとんどで全額把握され、売り上げのごまかしも出来ない。なのに、設備投資の資金等を含めて平均で月200万円、最頻値は月100万ですよ。これで、多過ぎるんですかねえ。健全経営なんてもんがわかっているとは思えない。
6月だけのデータなのも問題ですが、一般診療所の有効回答数は1047施設。有効回答率44%。こんな訳判らない物を基準に診療報酬をいじられたのでは、かないません。医療崩壊推進しちゃいますよ。
申し添えますが、歯科は医科よりもっと悲惨です。
臨時 vol 312 「歯科の本当の姿、問題点」
http://medg.jp/mt/2009/10/-vol-312.html
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http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/10/dl/s1030-6c.pdf
平成21年6月分の集計結果
(留意事項)
1.この調査における損益状況、給与費は平成21年6月1ヶ月間の数値である。
2.個人立の病院・一般診療所・歯科診療所・保険薬局においては、開設者の報酬に相当する部分は、「医業・介護費用(又は費用)」の「給与費」には含まれていない。また「総損益差額(又は(医業・介護)損益差額)」については、開設者の報酬となる部分以外に、建物、設備について現存物の価値以上の改善を行うための内部資金に充てられることが考えられる。
3.特定機能病院、歯科大学病院及びこども病院は、従来のデータとの比較のため、別掲としている。
4.この報告書の損益状況等における合計数値と内訳数値は、四捨五入の関係で合致しない場合がある。
5.本集計のうち集計1における「19年6月」の数値は、介護保険事業に係わる収入のない医療機関について計上したものであるが、「一般病院(集計1)及び精神科病院(集計1)」(10〜15頁)、「一般病院 100床あたりの損益状況」(51〜54頁)並びに「定点観測的手法を用いた調査の試行結果(損益状況)」(126〜131頁)については、医業・介護収益に占める介護収益の割合が2%未満の医療機関について再集計したものである。