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(回答先: ベーシックインカムは制度として「公正さに欠ける」 投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 9 月 13 日 16:25:27)
>単身世帯は二人世帯より、年収で100万円近い差が出てしまうことには変わりません。10年なら1000万円近くになります。
>まず、生活スタイルの違いにより、ベーシックインカムで支給される年収に100万円近くの違いが生ずるという、この仕組みは明らかに改善されるべき欠陥です。
>基本的な事柄ですが、単身世帯と二人世帯で年収に100万円近い差を付ける合理的な理由が見当たりません。
イマイチ分かりません。1人で100万円、2人で200万円というのは算術的な合理性があると思います。「公正さに欠ける」のですか?
世帯に実際に必要となる経費が、世帯に属する人数の、頭数に比例するのか、頭数の平方根に比例するのか、といった論議はあります。頭数に無関係であるとの主張ではないですよね?
頭数に比例して支給する方法には、認定条件がヒトの生存の認定だけですむという認定の単純さ(普遍主義)のメリットがあります。
これに選別主義を持ち込んで、世帯の人数調査といった認定基準をもうけると、プライバシーの侵害ともいえるような調査が必要になります。別居を偽装するといった不正への誘惑の原因になるでしょう。
>ベーシックインカムは「マイナスの人頭税」という意味です。
その理解で良いと思います。プラスの人頭税は最悪の税制ですから、マイナスの人頭税は最高の税制と言えるでしょう。
>この制度には所得再配分という考え方がありません。なるべく貧富の格差を小さくしようとする側面からの発想がないのです。
その通りです。《ベーシック・インカム》は基本所得の保障の制度であって、所得の再分配を直接の目的とした制度ではありません。
《ベーシック・インカム》にも多少は再分配の機能はありますが、たいしたことはありません。
所得の再分配は累進総合所得税によって行うべきでしょう。
* なお、「記事」の中の「現在の税制が曲がりなりにも超過累進税制である」というのはウソです。現行の日本の所得税は累進税制であるとは言えず、ほとんど再分配機能を果たしていません。 「5,000万円超」の所得を申告した人の実効税率は22.38%!!・・『平成1 7 年度版 国税庁統計年報書』 http://www.asyura2.com/08/idletalk29/msg/232.html をご覧ください。