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(回答先: 「子ども手当」に反対する人と同じ考え方の持ち主のようですね。 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2009 年 9 月 13 日 17:03:44)
「子ども手当」に反対する人はどういう理由で反対しているのか分かりませんが、私自身は子ども手当に大賛成です。お間違えなきように。 「子ども手当」はその名の通り、子ども世帯に対して支給される制度です。つまり一部の世帯のみが対象で、かつ期間限定の制度です。ベーシックインカムはすべての世帯に対して無期限に頭数に対して支給する制度です。つまりマイナスの人頭税ということです。この両者の違いはお判りですよね。 >多人数世帯が増えるような政策誘導です。 ベーシックインカム制度自体は、大家族世帯が増えることを目指したものでは無いはずです。 現在のようにほとんどの世帯が核家族になったのにはそれなりの理由があります。高度経済成長によって家庭の可処分所得が増えた結果、二世代が同居する大家族から、世代が分かれて核家族への分化が進みました。これには、二世代家族が同居することによる世代間の精神的負担・軋轢を嫌った結果として核家族が増えたという理由があると考えます。 こうした微妙な理由があるため、既に二世帯に分かれた家族が、ベーシックインカムの制度を理由として一つ屋根の下で暮らすなるようになる、かというとそれはそうはいかないと思います。 ここで年金暮らしで年収250万円の高齢者世帯のモデルを試算してみます。 年収250万円の2人家族 このモデルでは何とベーシックインカム制では最終所得が現在の税制より43.5%余り増収の324万円となります。これでは精神的に負担のかかる二世代同居の生活に戻ろうという気になるはずがありません。 どうしてこんなことになるかというと、世帯人数が一人ではなく二人だからです。 これでは「多人数世帯が増えるような政策誘導です。」ということにはなりませんよ。逆に現状の核家族制度の結果である二人世帯を増やす結果になります。 |