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・仁王像さんへ借問
http://www.asyura2.com/09/idletalk37/msg/162.html
投稿者 影の闇 日時 2009 年 8 月 03 日 18:41:33: HiXvZf/FmwPNU
>明らかに職務権限を有しない一般の政治家、取り分け野党に手を入れること自体、明々白々たる<民主主義>への挑戦ーその意味で「国家テロ」と言うべきではないのか?
>”角栄御用!”と叫んだ社会党や共産党、市民派リベラル諸氏は「民主主義の破壊者」と断罪されるべきと思えるけど
(上の引用の前後は省いているが、今一度この異様にドライブのかかった文章を味わってほしい)
第一印象は、「青二才」だなという「幼児性」である。現時点で一言でいうと「小便臭い」の一語だ。
一番目だが、現時点で「国家テロ」と断定するには材料が不足している。上の単線思考(貧弱思考)のみでこのように断定することはできない。彼は自分の出した結論に間違いはない、と頭から思い込む質(たち)である。真相が明らかになるにはある程度の時間も必要だ。独りよがりの短兵急な思考だけで、こう断定してしまうところがいかにも「小便臭い」。ネット諸氏も「国家テロ」だという論断に、現時点で無条件に飛びつくわけにはいかないだろう。
「仮説」として温め追求していく価値は十分にある。民主党が政権を執ることでなにかの事態の展開の可能性はある。
二番目、「民主主義の破壊者と断罪」というところが最も小便臭さを感じるところだ。断罪するということはどういうこなのだ。当時、「田中御用を叫んだ」世代を30〜40代とすると現在は60〜70代のおじいさん、おばあさんだ。どう断罪するのか。なんらかの冊子を彼らに送りつけるのか。あるいは知的な政治雑誌に寄稿して断罪するのか。政治・社会の第一線から退いている彼らの眼に、これらの雑誌は目に付くのか。そのようなことにエネルギーを注いでいく価値があるのか。
あるいは当時のことには縁のない現在のリベラル諸氏を身代わりに断罪するのか、あるいは現在のリベラル諸氏にみられる思想傾向を「民主主義の破壊者」として断罪するのか。その思想傾向は誰がどう把握し、これがリベラル諸氏の思想傾向である、と普遍性をもったものにまとめるのか。トンと要領を得ないのである。
歴史の総括として断罪するとしても、そもそも同胞を断罪するという思想が面妖である、ということはすでに言及した。小便臭さだけでなく狂人の思想のような「不気味さ」もあるのだ。
しかも田中存命中に「田中無罪」の世論形成への参加や「リベラル諸氏」を断罪する政治活動をした形跡がないのである。それが2009年の8月に突然このようなことに息巻くというのはどういうことなのか。発狂でもしたというのか。
【補足】本稿は、ことさらに影の闇氏を貶めようとするものではありません。氏の投稿を検討すると、これぐらいのことは言った方が本人のためにもなるし、また公共の利益にもなるのではないかと考える。論戦はよほど双方が気をつけてかからないと、本線から外れて横道に入ってしまうことも多い。双方が日ごろ思っている「思い」をなにかのキッカケで提起する、それにまた双方が乗ってしまうと、論戦は際限もなく横道に反れて行く誘惑路はいくつもある。本線に戻すにはどちらかが議論全体を見渡しながら常に本線から大きく外れ切ってしまわないように腐心していなくてはならない。いささかの参考になればー(^^;。