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(回答先: 仕方ありませんなー 仁王像さん まとおせさん 投稿者 影の闇 日時 2009 年 8 月 27 日 23:33:59)
先ずは貴方の私への論難ー後知恵でイロイロ難癖を付けてるのでは?ということについて
>ロッキード事件の真相が明らかになったのは、田中が死んでしばらくしてからだった
>当時の一般人は知る由もありません。
もう、これだけでア然!愕然! 最初から呆気にとられて、やる気を失くして仕舞いました。
何だ、何も知らないんだ、、トーシロっていっても程がある!ってね。
明らかにデタラメであり、それを、堂々と、臆面もなく披露するのは、逆に御自身の情報或は知的環境の貧困を証明しているに過ぎないのですよ。
「田中逮捕」の将にその時、『中央公論』1976年7月号において、「アメリカの虎の尾を踏んだ田中角栄」というタイトルで、あの田原総一朗氏が(!)貴方が言うような視点で書いております。 かなり有名になった論文なので、読んでるか、読まなくても多くの人がタイトル名だけは知っているはず(ネットで検索してみればいい)ですが、ね。
また、『現代の眼』等の新左翼系の雑誌、『週刊ピーナッツ』等の市民運動系のメディア等も、殆ど同様の観点から論じられたり、リポートされています。 特に後者は、「田中逮捕」を「検察クーデター」と断じて、物議を醸したりしてね。 他にも情報誌『インサイダー』等、貴方の思い込みとは逆に、その「謀略」的側面をキチンと指摘しています。 但し、その多くが左翼乃至反体制側からだったから、それでも所詮「体制側の内ゲバ」というスタンスでね。
私は、小熊英二君程じゃないけど、戦後史や近代史の資料や文献を漁るのが趣味(?)でして、その当時についても色々調べ、又ジャーナリストや言論人等玄人筋の話を聞いた上で断言するのだけど、「ロッキード事件」が日本近代史、少なく見積もっても戦後最大の「国策捜査」であることは、既に当時、知識人や言論人レベルでは元より、決して少なくない人々に共有された認識でしたよ。
但し、新聞やテレビ、精々週刊誌が主な情報源の人には伝わらなかったーその構造は今回の「小沢評」についても同じーそれだけの話に過ぎないと私には思えますね。
お解りでしょうか? 貴方が論難する根拠は何も無い。
>「市民派リベラル」等は犠牲者でもある(筆者もその一員)
という認識は、単に貴方のレベルの問題に過ぎないのです。
では何故、当時の知識人や言論人は抗議しなかったのか?−と言われたら(左翼側からは竹中労氏、市民リベラルからは高野孟氏等、少数ですが「田中擁護」の論陣を張る人も居ましたが)、今も言った様に、「所詮、それは体制側の内ゲバ」と、多くの人が見做していたからです。
つまり、「左右対立」を基本とする冷戦体制の枠内で理解されていた、ということです。
だから、左翼や(貴方もその一員という)市民派リベラルの問題は、「所詮それは体制=支配者=保守の内ゲバに過ぎない」とする認識の在り方にあり、「犠牲者」と見做すのは不当です。−そういった本質的問題を等閑視したまま、それを歪大化(!)したものが今回の貴方の「小沢評」ということです。