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(回答先: いいたいことはよく分ります。 「売国奴」という言葉を使った時点で見識を疑います。 投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 6 月 10 日 12:54:30)
売国奴
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売国奴（ばいこくど）とは、売国行為（後述）を行う者、あるいは、政体に対する批判を行った者へ投げ付けられる非難、レッテル。また、自称「愛国者」が敵対勢力を誹謗中傷する際に多用する。類義語に国賊（こくぞく）、非国民（ひこくみん）がある。「自国の独立や尊厳、利益を故意（または過失）により傷つける者」という意味合いの「国賊」や、「思想・信条その他において異質であり国民の統一、一体性を乱すもの」というニュアンスのある「非国民」に対し、「売国奴」という言葉は、「自国を犠牲にして自分の利益を図る者」のことをさしており、私利私欲の追求に対する非難のニュアンスの強い言葉だといえよう。
現在の日本社会だと日常の会話の中ではほぼ死語であり、右翼や新左翼の間で使われるにとどまっているが、ネット上、主に2ちゃんねるでは左翼を侮蔑する意味でネット右翼が頻繁に用いている。右派と保守派の場合、「売国奴」ないし「国賊」という言葉は、天皇制廃止論を唱えたり、あるいは皇室典範改正によって女系天皇を認めるよう働きかけるなど、日本の伝統的な体制の変革を求める人物に対して用いることが多い。また、純粋に国益に反する行為を非難糾弾する場合にも使われる。注意しなければならないのは、何が愛国で何が売国になるのかは個人の主観とイデオロギーに基づく部分が大きい事である。例えば、過去の大日本帝国のような軍事独裁政権にとって左翼や反体制派は「売国奴」だが、左翼や反体制派からすれば独裁者である軍や政府の高官こそが日本という国を無謀な戦争へ陥れる「売国奴」となるし、事実双方とも売国奴と相手を名指ししている。
目次 [非表示]
1 売国
2 「売国奴」という言葉を発する人々
2.1 体制側
2.2 その他
3 関連項目
4 外部リンク
売国 [編集]
売国（ばいこく）とは、祖国に対するスパイ、国民に対する背信行為など、自国を害し敵国を利するようなことを行い、私利を得ること。
英語 Traitor の訳語である反逆者は極刑に値する重罪人である。ナチス・ドイツで反英プロパガンダ放送に従事したアイルランド人ホーホー卿は戦後反逆罪に問われ処刑された。同じく東京で対連合軍向けプロパガンダ放送のアナウンサーであった東京ローズも戦後反逆者の汚名を着せられ、米国の市民権を剥奪された。戦時中日本に協力した中国人は漢奸と呼ばれ、多くが処刑された。
「売国奴」という言葉を発する人々 [編集]
体制側 [編集]
アメリカ合衆国の黒人差別における「アンクル・トム」のような存在から「自分は本来体制側にいるべき人物である」という思想（あるいはイデオロギー）を持って発せられることも多い。
またナチス幹部のヘルマン・ゲーリングがニュルンベルク裁判で供述したように、右翼全体主義/国家主義支配層が、野党・政敵・体制批判派に「裏切り者」「民衆の敵」のレッテルを貼って攻撃し黙らせるのに「売国奴」「愛国心が足りない」は常套句である。（逆に左翼全体主義における常套句は「資本家の手先（または「走狗」）」である）
例えば、第二次世界大戦前の日本では、軍部も盛んに使ったが、本来はこれと対抗すべき、政党政治家や社会主義者も反対勢力に対して、この言葉をしばしば使った。
国家が全体主義体制、軍国主義体制などの洗脳政治体制、または恐怖政治にあるとき、この体制になびく者から現状に疑問を持つ者に対して発せられることが多い。
実際には為政者（支配者）と民衆（被支配者）の間には利害対立があり、民主主義とは民衆がその利害対立に気が付いていて、為政者を監視してその権力を制限して初めて、自由民主主義、社会民主主義が保たれる。しかし、全体主義的為政者が民衆の一部を味方につけて自由民主主義個人主義を崩壊させ全体主義/国家主義を実現しようとする場合、右翼全体主義者の場合は外国の脅威と愛国を訴え民族主義的民衆を欺瞞して味方に取り込み、左翼全体主義者の場合は民衆の反資本家感情に訴えて欺瞞して民衆を味方に取り込み、「国民の歓呼のなか」国民の主権を簒奪し政府/党/総統による非民主的支配を実現した場合が歴史上多々発生している。つまり愛国/売国 労働者/資本家といった対立軸は、為政者（支配者）と民衆（被支配者）の利害対立を隠蔽して民衆の一部を為政者の手駒にするため全体主義的為政者が使う欺瞞の常套手段として歴史上何度も使われてきた。
最近では、韓国で親日的な発言や活動に対して否定的な民衆が、それらに「売国奴」と罵声を浴びせるとともに反日デモなどもたびたび起こした。
日本においては、匿名型大型掲示板で、またいわゆる「ネット右翼」がサヨクあるいは、左翼系の政治家や市民団体、マスコミやその関係者に対して、その単語が見受けられまた用いる傾向にある。また、これら保守系のマスコミや論客、雑誌がこの単語を使用することもある。
なお、最近では構造改革を推し進めることが外資系企業などへの経済面での売国行為につながるとして、日本国内でそれを批判する立場にいる人物がこの言葉を発することもある。
その他 [編集]
また、純粋に国益に反する行為を非難糾弾する場合にも使われる。ただし、何を「国益」として定義するかは個々の政治信条に基づく。
日本の技術の他国への流出や、日本の国益に基づかない高額のODAや円借款、構造改革による外資系企業への「日本売り」、等を「売国行為」「売国奴」と罵る傾向もある。
【ワヤクチャ】自国の富を外国人に委ねる行為を見た時に許しがたいと感じた者が「売国奴」というレッテルを貼るのでしょうね。その意味では植草氏も国益主義者なのかも知れません。日本はアメリカに従属しておりその事に反発する者がアメリカの言い成りになっている政治家を売国奴と呼びたい気持ちは理解できます。民族解放闘争の中で使われてもおかしくない言葉でしょう。民族解放という闘争の評価については別途考察したいと思います。
関連項目 [編集]
大逆罪
極右
極左
プロパガンダ
外患誘致罪
自虐史観
外部リンク [編集]
"韓国代表の応援に消極的な人は売国奴!?", 朝鮮日報 2006/06/20
"「愛国者」として (本多勝一)", 週刊金曜日
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%B2%E5%9B%BD%E5%A5%B4" より作成
カテゴリ: 出典を必要とする記事/2009年5月 | 政治用語
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最終更新 2009年5月12日 (火) 22:46 （日時は個人設定で未設定ならばUTC）。
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