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(回答先: 【社民党を含む真のリベラル派は鳩山より岡田に近い立場】民主党代表選挙、最終総括!まとめ【転載を歓迎!】 投稿者 児童小説 日時 2009 年 5 月 14 日 23:19:59)
小生は経済学はど素人だが、経済原理主義者(その典型例が池田何とかという人)の言うことがいかに現実から遊離してトンチンカンなことかくらいはわかる(池田何とかという人は人格的に問題がありそうだけど)。
というところで、まずは小生と児童小説さんと理解が異なる個所があるので、そこを指摘しておきたい。
それは消費税の増税がなければ福祉予算が増やせないと即断しているところだ(こう即断する人はかなり多く、小生はいつも不思議に感じていたのだが)。
鳩山や他の民主党議員がことあるたびに説明しているのは、一般会計と特別会計の境を無くし、全体に無駄を省き、税の分配比率を再配分する(必要な個所に手厚く、緊急でないところは削減する)ということだ。
民主党のスローガンは「国民の生活が第一」だから当然不要不急の道路予算は削減し、福祉予算は増やすことになるだろう。
それゆえ、「消費税を増税しない」が「福祉予算が増やせない」ことに直接つながることはない。
児童小説さんは、福祉予算を増やすには消費税増税しかないと考えているようだが、その理由をぜひお伺いしたい(繰り返すが予算の再配分、無駄の削減、他の税率のアップなどで賄えないかどうかも含めて)。
もう一つ指摘しておきたいことは、議論が荒っぽすぎること。
問題点を簡潔にまとめて議論をわかりやすくするのは悪いことではないが、鳩山と岡田の政策のポイントを「格差「固定」vs格差「流動化」とのバトル」とまとめるのはどうだろうか。
小泉内閣以降(もっと前からだという指摘もあるが、不公平な規制緩和、金融施策、労働者派遣法の改悪は、明らかに格差を拡大させた)の自公政権の施策は、格差の固定と拡大をめざしたものだった。
小沢民主党はそうした国民無視の施策に対抗するとしているのだから、それを受け継ぐ鳩山も、代表時代の施策を基本線におくだろう岡田も、どちらも「格差」という側面でいえば格差の拡大や固定化には対抗するような施策を採用するだろう。
つまり、鳩山を「格差「固定」」とするのは疑問ということだ。
もちろん鳩山の施策が最終的に「格差「固定」」につながるという主張はあり得るが、それにはもう少し緻密な議論が必要だろう。
そもそも現時点で鳩山も岡田も、まだ基本方針を発表していない。
その段階でこのように決めつけても、あまり実りのある議論にはならないのではないか。