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(回答先: 『経済学・哲学草稿』、そして、『ゴータ綱領批判』へ 投稿者 彼岸楼 日時 2009 年 2 月 02 日 17:59:20)
理想的な社会を作ろうとする人間の熱意は必要なのではないでしょうか?
その熱意はどこから出て来るのか?
現実の社会の悲惨な状況からだと思います。
イギリスにおける労働者たちの悲惨な状況がマルクスに社会改革とユートピア実現を促したのだと思います。
しかし、マルクスはユートピアをただ提示するだけではどうやってそれが実現できるのかが明らかで無いというところで考えたのでしょう。
悲惨な状況が何故生じるのかの原因を探りました。
その結果、資本主義の致命的な欠陥を発見したのだと考えます。
資本家は交換価値の収集に熱中するあまり労働者の生活を破壊するという事に気がついたのでしょう。
この状態から抜け出すのは労働者の団結以外にあり得ず資本家には何も期待できないという事を言いたかったのだと思います。
労働者の利益を守る集団が政治権力を掌握する事により社会をよりよく変えられると考えたのでしょう。
実際に生まれたのは労働者の利益を守ると自称する官僚的な党でした。
この問題はマルクスには見えていなかったでしょう。
トロツキーが党の官僚主義化の問題を取り上げました。
今、現在はここの闘争の過程だと考えます。
ユートピア実現の為の組織のあり方が問われます。