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以前から、気になっていたのだが、「かんぽの宿」をオリックスが落札し、それに鳩山総務相が待ったを掛けた。
郵政民営化に協力的だった、宮内義彦氏が経営するオリックスに売却するのは「理に合わない」というイメージは理解できるような気もするが、では、待ったを掛ければ、オリックスの付けた109億円以上の金を出すという企業に当てでもあるのだろうか?
簡保保養センターは独立行政法人になって、郵政とは切り離されたと思っていたので、何で西川善文社長が出てくるのかは、若干納得がいかないのであるが、西川氏によると
「毎年40〜50億円の赤字であり、地価も下がってくるし、一括売却でないと、雇用が守れないので、オリックスに売却するのが妥当」との趣旨のことを言っているらしい。
この意見、至極まともである。
【かんぽの宿 従業員の雇用は守れるか / 西日本新聞】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/72127
というような社説記事も出ているが、この意見は至極妥当であり、この意見に異を唱えるなら「オリックスより高い値を付け、かんぽの宿の従業員の雇用に最大の配意をしてくれる企業の、具体的なあて」を示す必要があるだろう。
【「かんぽの宿」売却容認の社説から事実報道に転じた朝日新聞(保坂展人のどこどこ日記) ダイナモ】
http://www.asyura2.com/08/hihyo8/msg/601.html
この記事を、Kなりに「良く理解しようと思って」読んでみても、保坂展人さんというのは「何考えて、何主張としているのだろう?」としか思えない。
要は、サヨク特有の、言葉では説明できないが、人間の心で考えれば「分かるだろう」という感覚論のイメージ誘導だろうか?
以前は、かんぽの宿の予約は、郵便局で出来、郵便局員によっては、お客様の希望時期などと空室状況を調べた上で、旅行コースを提案するようなことも出来た。
Kなども、窓口担当の時には、お客様の希望によって、出来うる限りの情報を提供し、自分が旅行をするつもりで、コース設定の提案などもしてあげたし、自分も両親と共に簡保の宿のはしご旅行などもしたことがある。
今は、お客さんが自分で、個々のかんぽの宿とやりとりしなければならないので、旅行企業などとの提携関係の少ないかんぽの宿は、非常に苦しい。
赤字は、広告体制と、営業体制が改善されればかなり改善されるという気がする。
かんぽの宿自体は、その観光地では結構景色の良い場所ではあるが、少し街から離れた場所に建築されているという気もするが、旅行企業と提携して、かんぽの宿コースとしてコースに組み込み、3泊2日くらいの旅の宿とするのなら、まだまだ、復活出来ると思う。
おおるりグループという「コースツアー」をメインとしているディスカウント旅行もあるが、全ては、アイデアと広告営業体制によって勝負は決まる。
http://www.ohruri.com/
今時、個人でホテルと直接やりとりするような体制の「かんぽの宿」では立ちゆくわけがない。
郵便局という窓口を切り離したら、毎年40〜50億円の赤字は当然だろう。
だから、親方日の丸体質の公務員などと思われるのだろう。
【かんぽの宿は法律で2012年までの譲渡・廃止が決まっているが、宙に浮いた状態が続けば、日本郵政は毎年赤字を垂れ流すことになりかねない。
郵政民営化見直し論を背景に、総務相の発言には郵政票の自民離れを防ぐ思惑が込められているとの見方もある。だが、重視してほしいのは、民営化会社や従業員と、施設を手ごろな価格で憩いの場として楽しんできた利用者の立場だ。鳩山総務相は矛を収めるべきである。】
という西日本新聞の意見は正しい見方だろうと思う。
鳩山総務相は「待ったを付けるのなら、生まれた赤字の損失補填をする義務が生ずる」
もしくは「郵政民営化の再公社化」を堂々と主張する必要があるのだろう。
もっとも、再公社化しても、かんぽの宿は民間売却が適当なような気がする。
こういった施設は、公務員がやったのでは、ほぼ採算が取れない。
適当な価格で買ってくれる民営企業があるのなら、さっさと売却するのが正解という気がする。