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(回答先: ハリウッドはどのように秘密結社についての偽情報を広げるか By Vigilant 2(さてはてメモ帳) 投稿者 忍 日時 2010 年 8 月 21 日 16:13:50)
ハリウッドはどのように秘密結社についての偽情報を広げるか By Vigilant July 18th, 2009 その3
天使と悪魔
この映画は、イルミナティとそのカトリック教会に対する戦いに焦点を当てるダン・ブラウンの小説に基づいている。
主人公は、イルミナティ・エージェントによって深夜爆破するように仕掛けられた大爆弾からヴァチカンを救うために、ローマを駆けめぐる。
ダン・ブラウンの本の最初のページは、読者たちがその本に書かれた全てのことを事実として受け取るように唆しながら、「イルミナティは事実だった」と主張する。
彼らはそうすべきではない。
映画の始まりにおいて、ロバート・ラングドン(トム・ハンクスによって演じられる)が、自ら危険を冒してイルミナティを説明する。
ここにいくつか彼の主張を挙げる:
「イルミナティは、ガリレオ・ガリレイによって、教会による彼の太陽中心説(地動説)拒絶に対応して、設立された。」
(バヴァリア)イルミナティは、上部バヴァリアにおいて、アダム・ヴァイスハウプトにより、1776年5月1日、正式に設立された。これは、ガリレイの死の130年以上後であり、また同じ国の中でさえない。その映画によるガリレイのイルミナティとの関連付けは、この立派な科学者の名前を陰謀的秘密結社に関連付ける一つの試みのように思われる。
「人々を導くために私が知っているすべての手段の中で、最も有効なものは、ある隠匿された謎である。」−アダム・ヴァワイスハウプト
「イルミナティは、17世紀以前には暴力的になってはいなかった。」
それは決して暴力的ではなかった。その活動は、浸透と転覆に基づいていた。
「それは、教会の不正確な教えに懸念を持った科学者、物理学者、天文学者たちの一つの協会だった。そして彼らは科学的真実に献身した。 ヴァチカンは、それを好まなかった。それで、教会は『彼らを捜査しそして殺す』ことを開始した。」
イルミナティは、共通の知識の進歩に献身した科学者たちの集団ではなかった。映画は、その秘密結社を、キリスト教の盲目的信仰への要求とその科学的進歩の妨害への、必要で合理的な対応物として、不誠実に描いている。 この目で見ると、平均的な観客は、トム・ハンクのイルミナティの説明に反対することはできず、その教団を好意的なやり方で理解する。
イルミナティの本当の目的は、新世界秩序のために伝統的な制度を打倒転覆することであった。
このバヴァリア・イルミナティの強力な組織の目的は、以下のごとくであった:
1. キリスト教とすべての君主政府の破壊;
2. 普遍的な国際主義のための、現存する国家の破壊;
3. 愛国的で忠実な努力を、すべての人々に対する善意の教義及び「普遍的同胞」の叫びと相容れない心の狭い偏見であると汚名を着せ落胆させること;
4. 体系的な堕落の手段を用いた家族の絆と結婚の廃止;
5. 相続権と財産の抑制。
−レディー・クイーンズボロー、『オカルト神権政治』
バヴァリア・イルミナティは、その創設後何年かで解散させられた。研究者たちは、しかしながら、イルミナティは自体を近代的フリーメイソン内に成功裏に統合したと言っている。
イルミナティの思想家たちは、メーソンの支部ロッジの世界的な権力範囲が、彼らの理想の伝播のための理想的なプラットフォームを意味すると信じていた。
総括すると、イルミナティは科学的真理の進歩に献身する快活な科学者たちの協会ではなかった。 それは、浸透と転覆を通じて、ある秘密のエリートを最も利することに仕える目的で、伝統的な制度を打倒することを目的とした秘密結社であった。イルミナティが徹底的に反教会であったことは本当であるが、この戦争はその存在の主たる理由ではなかった。
今日では、イルミナティは、そのアジェンダの継続のために、フリーメーソンの内部で候補を採用する、一つの隠された教団であるとみなされている。
映画の密教的意味
(警告:大きなネタバレ)
ダン・ブラウンの作品は、主として秘密結社に焦点を当ててきた。
なぜ彼がハリウッドの全面的支援を受けているかについては、重要な理由がある:彼の作品群は偽情報というアジェンダに奉仕する。
その映画では、イルミナティは「教会を光で破壊する」ために、ヴァチカンを脅かす。「光」とは、反物質爆弾の爆発について言及しているのだが、しかしそれはまた情報−宣伝と教化洗脳−にも言及している。
大衆がキリスト教に背を向けるようにさせる唯一の真の方法は、ヴァチカンを破壊することによるのではなく、人々が自分たちの宗教的なエリートへの見方を変更することによるものである。
その目で見れば、映画自体がヴァチカンに対する爆弾である。 たとえ教会が、ロバート・ラングドンの助けによって、見かけ上映画の終わりに勝利を得たとしても、『天使と悪魔』の観客は、すべての象徴、儀式、そして冒涜されたカトリック教の姿を二時間見ながら過ごしたことになる。
いくつかの例:ロバート・ラングドンがヴァチカンの文書記録庫を破壊する、教皇への候補たちは動物のように檻に入れられている、一人の候補者が教会内で十字架に掛けられ焼かれる、今は亡き教皇の墓が開かれ、彼のひどく変形した顔が明かされる、等々。
教会内部で十字架につけられ焼かれる教皇候補者
すべてのこれらのシーンは、ある強い象徴的な意味を有している。それは深く観客の良心に影響を与える。 ヴァチカンを取り巻く信心深い神聖なオーラは、陰惨な死、破壊、そして腐敗によって置き換えられる。 映画全体は、その機関を、一つの不適切で、頑固、そして過去の反動的な遺物として描写する。
あげくの果てに、観客たちは、全体の「イルミナティ」ごとが、教皇の息子(そう、見たところ、教皇は一人の息子を持っていた)によって背後から操られた、彼の地位を奪うための一つの大きな八百長だったと学ぶ。それで、その映画は観客に、イルミナティは存在してさえおらず、そして教会はあまりに腐敗しているのでそのメンバーたちは、権力を得るために最も恐ろしい罪を犯すにやぶさかでない、と語る。
観客たちは最終的にエリートが彼らに維持して欲しいまさにその考えと共に映画を去る:イルミナティは一つのおとぎ話で、それが実際に存在したときには、それは科学の進歩に献身した偉大なる思考者たちの協会であった;カトリック教会は神聖ではない、それは深い欠陥があり、そして人間の制度である、それはその科学への嫌悪によって消滅しかかっている。
この映画を通して、真のイルミナティは、一方で、常なる教化によって組織的宗教を破壊するというその計画を今も実行しながら、それ自身の存在を否定する。
カトリック教会とオカルト教団の間の古くからの権力闘争は、我々の映画スクリーン上で挙行されており、そして我々は誰が勝ちつつあるかを明瞭に見ることができる。
結論
書籍や映画で秘密結社を見る傾向は、まだ終わりそうにない。
ダン・ブラウンの次の小説、『ロスト・シンボル』もまたフリーメイソンとそのワシントンとの繋がり周辺に焦点を合わせるだろう。
これらの作品は、今、以前には近づきにくかった情報に一般人がアクセスすることを可能にする情報の民主化の一つの結果として現れている。
これらの映画はオカルトのシンボルと同じ目的に奉仕している:明らかにし、そして隠すためにである。それらは、俗衆に誤解を与える一方で、入会者たちに明かす。
ハリウッド映画は、ベトナム戦争、共産主義の恐怖、イスラムテロの恐怖、アメリカの価値観の推進などのような多くのアジェンダを推進してきた。上で分析した映画は、単に、秘密結社に関する偽情報という一つの新しいアジェンダを推進している。
了
元記事は
How Hollywood Spreads Disinformation About Secret Societies By Vigilant July 18th, 2009
http://vigilantcitizen.com/?p=1483 (和訳3回目、最終です)
そしてザガミ氏のグループが映画「天使と悪魔」のアドバイザーなのだそうです。
・・・イルミナティが持っている秘密をハリウッド映画などにして徐々に公表して行く予定だといっていました。(笑)
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