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自公政権がやって日本をメチャクチャにした暴政について、小泉劇場に便乗してそれを煽り続けた日本のマスコミは共犯だったので、暴政を指摘して論じて選挙前にタイムリーに出たのに黙殺して、新聞も雑誌も書評に一切取り上げなかったことで知られてブロッグでは騒がれた『さらば暴政』は、インターネットだけで知られた不思議な本である。
http://asyura2.com/09/senkyo73/msg/773.html
暴政の総本山がシカゴ大学だったという驚くべき情報と自民党の原罪
http://www.asyura2.com/09/cult7/msg/414.html
Re: 自公撃滅させ創価学会を退治する秘策
この『さらば暴政』という聞きなれない題名の本は、一部で出版妨害だとか黙殺されたと言われたのに、奇妙なことに『日刊ゲンダイ』に大きな広告が出ていて、それがマッド・アマノによる痛烈な皮肉のパロディ付のものだったので、これまた面白いことに注目を集め話題になったものだ。
<貼り付け>
Platonette (115.178.25.218)
暴政に関しての本格的な著書として選挙前に出て、小池百合子候補などの落選に影響を及ぼしたといわれた藤原肇記者の「さらば暴政」は、活字メデヰアの新聞や雑誌から完全に黙殺されて書評は皆無だった。この著者の前著の「小泉純一郎と日本の病理」も書評がゼロだったので日本新記録だったと、「さらば暴政」の後書きに書いてあったので驚いたが、わが国では暴政を論じるとメヂアから総スッカンを食うことになるようだ。
このような卑劣で非理性的な日本のメヂアの態度について、歴史分析が得意なTOXANDRIA先生としては、世界史的な類比関係として一体どのような類例を知っているか。私の知識で暴政はそのまま独裁制や僭主制として書かれ、タブーとして忌避する国はないように思うのだが。その点で将基面先生の「政治診断学への招待」という題名の本は、暴政を題に使わないで暴政を論じている点で、実に見事なやり方だと痛感した次第である。
<貼り付け終わり>
ところがである。本が出てから四ヶ月経った12月には行った段階で、何としたことか『サンデー毎日』の12月20号が日本の活字メディアの書評の第一号を掲載したのだった。「サンデーらいぶらりい」という書評欄に、評論家の斉藤貴男が「政治の病理を診断した”カルテ”」と題して書いたものの頭と尻尾は次のようなものである。
<貼り付け>
凄まじくも的確な分析だと痛感せざるを得なかった。小泉純一郎以来の歴代自民党政権は、サイコパス(精神病質)の領域に属していたというのである。彼らはそれほどに嘘つきで、尊大で、無責任の塊だった。とすれば要は、殺人鬼かストーカーの類に仕切られていたのが、過去十年間の日本社会だったと言えるのかもしれない。目下の惨状は偶然でも何でもなかった。(中略)・・・私たちを支配していた政治家たちが、信じられないほど幼稚で支離滅裂だった実態が浮き彫りになってくる。だからこそ有権者は政権交代を望んだが、果たして民主党はその任に堪え得るのか、どうか。本書の続編が必要になりそうな雲行きが悲しい。
<貼り付け終了>
斉藤記者がタブー破りの第一号だったのは勇気があるからなのだろうが、書評を売り物にして稼ぎまくっていた立花隆や佐高信などの評論家たちが、意外なほど腰抜けであるということが良く分かったという意味では、タブーの存在は一種の踏み絵になるということが明らかになったようである。田原総一郎と同じような「井の中の蛙の遠吠えの名人」だったらしい。亡国の時代にふさわしい言論人の成れの果てを見た感じがする。