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第5章 高血圧より降圧治療が危険
<血圧は160/100mmHgまで大丈夫>
全国約70万人の検診結果から求められた(結果)、男性の最高血圧の上限値は20〜39歳まで145mmHgと一定であるが、その後60歳まで直線的に上昇して、165mmHgでほぼ一定となる。
女性は20〜34歳まで130mmHgであるが、その後65歳まで直線的に上昇して、165mmHgでほぼ一定となる。男女とも中高年での最高血圧は、160mmHgまでは正常範囲ということである。
血圧が年齢に伴って上昇するのは生体にとって必要な変化である。加齢に伴い血管の弾力性が少なくなることは避けられないため、血圧を上昇させていくのだ。
高血圧の危険性は減少している
1951年には脳内出血死亡が95%を占め、脳梗塞死亡は3%であったが、2005年には脳内出血死亡が26%と激減、逆に脳梗塞死亡が63%と増えている。
患者数では脳内出血が18%、脳梗塞が75%となっている。
このように脳卒中の内訳が大きく変化しており、高血圧が原因となる脳卒中は大幅に減少している。
高血圧治療が脳梗塞リスクを高める?
一般住民と各患者と比較した症例対象研究では、くも膜下出血患者では、血圧および高血圧治療との関係は少ないと推測される。脳内出血患者では非治療の高血圧から脳内出血が高い比率で発生することを示している。
脳梗塞患者では、高血圧の非治療が脳梗塞のリスクにならない可能性を示している。しかし、治療中では治療中の人が一般住民の2倍となって、高血圧の治療が脳梗塞リスクを高めている可能性を示している。さらに、血栓で詰まる心原性脳梗塞では、高血圧治療の危険性は3倍に高まることがわかった。
【出典】大櫛陽一「メタボの罠〜病人にされる健康な人びと」角川新書‘07年
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