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(回答先: 新規国債発行53兆円 財政悪化に拍車 投稿者 gikou89 日時 2009 年 12 月 10 日 01:07:20)
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=188677&dt=2009-12-09
政権交代、円高、需給
「93年」と酷似する「09年」相場、社会
11月急落後の反転も瓜二つ
93年は「年末一服」後に「年明け上昇」
今年の夏場あたりから盛んに話題になり始めた、相場や経済環境の「1993年との類似説」。少なくとも、日米政権交代や不祥事、円高など、当時と今年に生じた表面的な事象を追う限り、あるいは両年の日経平均推移を比較する限り、実によく似ているというのが実感だろう。特に、11月に入ってからの「海外株高に取り残された格好の相場急落」と月末底値形成、そして「政府・日銀の対応策を受けた急反騰」といったあたり、文字通り「歴史は繰り返す」を思わせるところ。これらを踏まえて、今後の相場展開などについても考えてみたい。
93年との類似性については、もともと、双日総合研究所の吉崎達彦副所長が提唱したもの。政権交代機運の盛り上がってきた7月ごろから市場での注目度が高まり、当時は、三菱UFJ、日興コーディアル証券や東海東京調査センターなどがレポートで取り上げた経緯がある。
ただ、11月に急落を演じた93年相場と、あまり重ね合わせるのもはばかられてか、その後は忘れられた格好となっていたが、周知の通り、今年の11月も結局、日経平均1000円幅(約1割)の急落に見舞われ、あらためて、その類似性に焦点が当てる展開となった。
JR東日本上場に伴う需給面での荷もたれ感などから、大きく崩れた93年の11月相場が月末(11月30日)から急反騰に転じたきっかけは、政府・日銀の対策発言。当時の細川首相や藤井蔵相が景気対策や不動産流動化策に言及。日銀・三重野総裁も「株価に重大な関心」「実体経済が要求すれば金融政策を発動する」などの前向きな発言を行っている。
なお、当初は「株価対策をすべきではない」との原理原則発言に終始していた藤井蔵相が、「株式市場活性化のため」の対策実施姿勢に転じたあたりも、今年の為替相場における一連の藤井財務相発言をほうふつとさせて興味深い。環境が似ているのか、あるいは、進歩がないだけなのか…。
ともあれ、日経平均は93年11月30日「△327円」、12月1日「△718円」、2日「△333円」、3日「△60銭」と続く4連騰で危機を脱することができた。ちなみに今年も11月30日「△264円」、12月1日「△226円」、2日「△36円」、3日「△368円」と底値離脱を確認している。
さて、93年と09年の相場および経済の共通項は、表にまとめた通り。前述のように、政権交代や円高、底入れしたものの鈍化懸念の漂う景気動向などが背景となるが、特に、時系列で流れを追うと分かりやすい。
日経平均は両年とも、3、4月に急騰。93年の場合は、年後半のJR上場を視野に、当時の流行語で、多分にPKO(株価維持策)やPLO(株価押し上げ策)の色彩を帯びており、昨秋来の暴落の反動という今年とは性格を異にするとはいえ、「見た目のチャート」は瓜(うり)二つ。6月に最初の高値を付け、調整を挟んで夏場に年初来高値形成。11月に急落。それも、米国株が上げ続ける中を日本株だけが崩れたというあたりまで共通しては、何やら因縁めくが、問題は、その後。12月以降の相場がどうなったのか、にある。
結論を言えば、93年の場合は、途中に何度も調整を挟みながらも、翌年6月まで右肩上がりの上昇波動をキープした。
今週号の「日本株投資戦略」レポートで、この93年の話題を取り上げた東海東京調査センターの隅谷俊夫投資調査部長は、「非自民新政権の不慣れな経済運営に対する過度の悲観ムードが必要以上の安値につながり、その修正が生じている点では、当時も現在も同じ。93年は、年末にかけていったん上げ一服となったが、年明けから一段と上昇し、米国株をキャッチアップした。今回も似通った展開が期待される」と指摘している
とはいうものの、もちろん、まだ80年代バブルの“残照”を帯びた93年と、少子高齢化の進んだ低成長下の09年では、景気・物価・金利など経済の基礎的諸条件が異なる。
正攻法による経済分析の専門家からは、「同じ『連立政権』といっても、寄り合い所帯で、ガタガタだった93年と、民主党が衆院過半数を握る09年は全く違うし、『天候不順』についても、米の作況指数が『74』に悪化した記録的冷害の93年と、同『98』の今年ではまるで違う」(三井住友アセットマネジメント・宅森昭吉チーフエコノミスト)との声が漏れる。
さらに、「環境は似ていても実態はまったく異なり、比較することに意味はない」(みずほ証券・瀬川剛エクイティストラテジスト)といった手厳しい指摘も。
相場は常に一回限り。以前と同じ状態が再現される保証は全くないが、ここまで続いた両年の類似性が「単なる偶然」だったのか、それとも何がしかの意味を持っていたのかは、今後の相場展開によって明らかにされることになりそう。仮に、「93年との類似性」を信じるならば、この先、年末相場で、押したところが格好の拾い場となるはずだ