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(回答先: セメント業界「鳩山不況」 公共事業削減、さらに減産 【朝日新聞】 投稿者 愚民党 日時 2009 年 12 月 02 日 09:37:05)
鳩山首相、難問山積で正念場=偽装献金、普天間、予算編成
鳩山由紀夫首相が「試練の時」を迎えている。自らの偽装献金問題では連日釈明に追われ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題も出口が見えない状況が続く。内閣としての力量が問われる2010年度予算案の編成作業も控え、首相には日増しに重圧がのしかかる。
「日銀が行動で示してくれたことを評価している。頑張ってくださったな、と思っている。これを契機に日本経済が上向きに転じることを期待したい」。首相は1日夕、デフレ脱却に向けて、日銀が10兆円規模の資金供給を決めたことを歓迎した。
物価下落が続くデフレの進行に、最近の急激な円高・株安。市場では「政権の経済政策が見えないことによる鳩山不況」との声も漏れ、官邸サイドは「対応を誤れば、政権の致命傷になる」と危機感を募らせていた。それだけに、日銀が金融緩和の強化を早期に決めたことに、政府内では安堵(あんど)の空気が流れた。
しかし、予算編成は困難な作業を強いられる。09年度の税収は、当初見込みを約9兆円下回る37兆円台にとどまる見通しで、10年度も低迷するとみられている。政府は、特別会計の「埋蔵金」を含め税外収入などで財源を確保したい考えだが、ガソリン税の暫定税率撤廃などマニフェストの見直しを余儀なくされる可能性もある。
偽装献金問題も、政権運営の先行きに暗い影を落とす。この問題をめぐっては、首相の実母からの巨額の資金提供など「新たな事実」が次々と報じられており、東京地検特捜部は4日の今国会閉幕を待って、元公設秘書を在宅起訴する方向で捜査を進めている。
首相は「何も知らなかった」と釈明を繰り返す。だが、実母からの資金が贈与であり課税対象と確認されれば、修正申告が必要となる。自民党も引き続き献金問題を徹底追及する構えだ。
普天間問題の処理も容易ではない。首相は11月27日と30日、沖縄県の仲井真弘多知事と会談するなど、自ら調整に乗り出した。政府内では、名護市キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画に沿った準備が進む。だが、仮にそうなれば、「県外、国外移設」を求める社民党との関係に亀裂が生じるばかりか、「米軍再編に見直しの方向で臨む」と明記したマニフェストにも反することになる。
「兄は苦しんでいる。だいぶやせたのではないか」。首相の実弟である自民党の鳩山邦夫元総務相は1日、最近の首相の様子をこう語った。
民主党内からも、「元気がない」「課題があり過ぎて、疲れている」といった声が漏れる。首相は同日、「(心は)全然折れていない」と記者団にアピールしたが、首相を取り巻く環境は厳しい。(2009/12/01-21:01)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009120100973