★阿修羅♪ > 国家破産66 > 179.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: キター!サウジ財閥が融資焦げ付き、”2兆円規模” 湾岸金融機関に波紋【外資系フライトアテンダントのブログ】 投稿者 hou 日時 2009 年 11 月 25 日 20:14:02)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=ajuDLZ9xAI9k
11月25日(ブルームバーグ):アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系投資持ち株会社ドバイ・ワールドは、全債務について支払い繰り延べを債権者に求めた。同社は590億ドル(約5兆1700億円)の債務を抱えている。ドバイ政府はこの日、国債発行で50億ドルを調達した。
ドバイ・ワールドは返済繰り延べの交渉を進める間、全債権者に対し「静止合意」を求める。同社が25日発表した。傘下の不動産開発部門ナヒールの社債35億2000万ドル相当は12月14日に返済期限を迎える。
CMAデータビジョン(ロンドン)によると、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)によるドバイ国債の保証コストはこの日、111ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し429bpに達した。国債のCDSスプレッドとして6番目の高さで、アイスランドを上回る。
ドイツ銀行のデータによれば、ドバイでは国債と社債を合わせ、来月に43億ドル、2010年1−3月(第1四半期)に49億ドルが償還期限を迎える。
ドバイ政府がこの日発行した国債50億ドルは、アブダビの国営銀行、ナショナル・バンク・オブ・アブダビ(NBAD)、イスラム銀行のアル・ヒラルが全額を引き受けた。ドバイの財務省がこの日、明らかにした。
財務省は声明で、「ドバイ・ファイナンシャル・サポート・ファンドは再編責任者とともに、必要な債務再編の度合いの査定を開始する」とし、「第一歩として、ドバイ・ワールドは同社とナヒールの債権者に対し、『静止』と少なくとも来年5月30日までの返済繰り延べを求める」と表明した。額面1ドルのナヒール債は80セントに下落した。
信用危機と不動産下落で同国の金融・観光業界が打撃を受け、ドバイは200億ドル規模のドバイ・ファイナンシャル・サポート・ファンドを設立していた。ドバイ当局はドバイ・ワールドの債務再編に向けて会計監査法人のデロイトを起用した。
ドバイのムハンマド・ ビン・ラシド・マクトム首長は昨年11月に、国債発行は成功するだろうとし、アブダビの協力は疑いの余地がないと強気を示していた。アブダビは世界最大の政府系ファンドを持ち、UAEの油田のほぼすべてを握っている。ドバイは中東の金融の中心となることを目指していた。
ナヒールが8月20日に明らかにしたところによれば、ドバイ・ワールドの債務は08年末時点で593億ドル。資産は996億ドルだった。