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http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20091019-OYT1T01292.htm
途方もない規模で米国の財政赤字が拡大した。早期の財政再建が、オバマ政権にとって重い課題となる。
米国政府の2009年度(08年10月〜09年9月)の財政赤字は、史上最悪の1兆4171億ドル(約129兆円)に膨らんだ。1兆ドルの大台を超えたのは初めてで、前年度の3倍に達した。
財政赤字の国内総生産(GDP)に対する比率も、戦後最悪の10%に上昇した。極めて深刻な財政赤字といえよう。
米国政府は、「100年に1度」の金融危機に対応し、大規模な景気対策と金融支援策を実施した。一方、景気後退で税収も大幅に落ち込んだのが主因だ。
経済の底割れを防ぎ、危機を乗り切るため、異例の財政出動はやむを得なかった面がある。
だが、財政赤字の急拡大は避けなければならない。ドルへの信認が揺らぎ、金融市場を混乱させかねないからだ。
為替市場では、円やユーロなどに対し、ドル安傾向が続き、金の価格が高騰している。ドルに代わる基軸通貨は見当たらないが、市場がドル資産の目減りに神経質になっているためだろう。
さらに懸念されるのは、長期金利の上昇だ。財政悪化に嫌気が差し、米国債が売られると、国債価格は下落(金利は上昇)する。
金利上昇は、政府の国債利払い費負担を増大させ、景気回復にも冷や水を浴びせる。
今後の焦点は、財政赤字の拡大にどのように歯止めをかけていくかである。
オバマ大統領は、13年度までの任期中に、「財政赤字を半減させる」目標を掲げている。
しかし、大統領の目標達成には高いハードルが待ち受ける。
金融危機は最悪期を脱し、米国景気も年内に底打ちする見通しという。だが、失業率は約10%に上昇して雇用情勢が悪化し、個人消費も低迷している。景気回復の足取りは緩慢だ。
その結果、税収の伸び悩みもしばらく続くとみられる。
このため、追加景気対策を求める声があるが、一方で、アフガニスタンへの増派など国防費が増大する可能性が出ている。
大統領が意欲的な医療保険改革の行方も気がかりだ。大統領は、医療支出を削減するシナリオを描くが、逆に財政赤字が拡大する恐れもあり、楽観できない。
財政を再建する即効薬は、見当たらず、大統領は今後、難しい舵(かじ)取りを迫られよう。
(2009年10月20日01時05分 読売新聞)
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コメント
今日ゲーツ国防長官が来日しているようですが、民主党政権はどのような交渉をするのでしょうか。オバマ大統領来日までに、日米間の交渉をまとめることができるのでしょうか。
マスコミ報道によるとほとんどが先送りになるとのことですが。
昨年の暴落から約一年、その一年前は、私もある事件と障害の治療に追われていました。そのためか昨年の暴落も大統領選挙のために予測時期をはずしてしまいましたが、今のところ昨年の二の舞は、10月にはないようにも感じられます。
しかし、市場とはよく間違えるという言葉があるように、こくこくと間違いがおこりつつあるのかもしれません。
トヨタ自動車の章夫社長が、今後の経済をどう予測しているのかわかりませんが、この会社でおきたことは、本来は別の企業をターゲット予測にしていたのですが、飛躍してトヨタに影響を及ぼしたのかもしれません。
章夫社長なりに社外の優秀な人脈を使って、次の対策を考えていることだと期待をしていますが、何も考えていないものが多いというのが、現実なのではないでしょうか。
民主党の藤井財務大臣などは、政権発足早々スーパーナチュラルでいる封印を解きましたが、私が何故この大臣を批判しているかそのうちわかる時がくるかもしれません。
その点、金融大臣に政治家亀井大臣を据えたことは、ひょっとして神国日本の神風かとも言える状況なのかもしれません。
鳩山政権は、政権内では特に亀井大臣を重宝するべきです。昨今の発言からではなく、こういう政治家が、政権にいるということが重要であり、藤井財務大臣などが政権の舵を握っているように見えることが大きな間違いと鳩山総理は気付いてもらいたいものです。
次の封印も解かれることで、目に見えぬ動きがちらほらと頭をだしつつあります。
多くの情報を得ているといわれている財務官僚、経済官僚の動きが、国民に見えにくくなっているというのも、少し不安感もあります。
予測をするほどたいそれたコメントではないのですが、NY市場の株価の動き、東京市場の株価の動きをみていると、上昇はしているのですがところどころに不安感が漂っているようにも見えます。
反民主党ではないのですが、セレブ活動に積極的であり、年内国会も短期間しか開かない新政権、先送りが目立つ状況、厳しい試練が、変化を求めた民主党政権支持者に襲いかかるのかもしれません。
自民党に関しては、北斗の拳でなく、すでにお前は死んでいるというような政党とみていますので、コメントする必要なしとも感じています。たとえ、自民党が野党になって民主党に反論しても、すべては今までの自民党政治の批判になるのではないかともみており、もはや解体かそれともみんなの党の考え、政策を踏襲するほか手はないのかなとも感じています。
渡辺党首なら自民党にも期待がもてるかなとも。
予期せぬ変化が現れた時、地方自治体がどんな行動をするか、橋下府知事のようにマスコミに声を張り上げるだけで済むかどうか、宮崎知事のように娯楽番組にでて政治の話題をするだけですむのかどうか、四人の知事が、ダム現場を視察するだけですむのかどうか。
JALにしても掲示板では、JALをいったん整理した方がいいという意見も多いのですが、前原国土交通大臣は、二社体制を維持すると発言したことで、もはやJALを現況のまま生きさせると言っているのと同じようにも感じられ、年末までにどうするかわかりませんが、多くの矛盾を抱えた政権に変わるのかもしれません。
変化を選択した国民が選んだ政権が変化に消極的とわかる時が、大きな封印がとかれる時なのかもしれません。
何もなければいいのですが。