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11年から複数年度予算、財政健全化目標も策定=予算編成検討会・論点整理【ロイター】
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-12013720091019?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0
2009年 10月 19日 22:08 JST
[東京 19日 ロイター]
政府は19日、「予算編成のあり方に関する検討会」を開き、予算編成に関する基本的な方向性に関する論点整理をとりまとめた。
2011年度から3年間の歳入見込みや歳出削減策などを含めた「中期財政フレーム」と財政健全化の道筋を示した「財政運営戦略」を策定、これらに基づいて11年度から「実質的な複数年度予算編成を実現する」としている。
すでに編成作業が始まっている2010年度予算では、編成作業に関する基本方針を策定して優先順位づけを明確にするほか、予算の使い切りなど無駄の排除に取り組む。
論点整理では、「納税者の視点に立った予算編成を行い、予算の効率性を高める」方針の下で、
1)複数年度を視野に入れたトップダウン型の予算編成、
2)予算編成・執行プロセスの抜本的な透明化・可視化、
3)年度末の使い切りなど無駄な予算執行の排除、
4)「政策達成目標明示制度」の導入により、国民に対する成果を重視
――を「4つの改革の柱」に据えた。
複数年度予算については、2011年度からの導入をめざす。2011年度から2013年度の3年間の歳入見込みや歳出削減策などを明示した「中期財政フレーム」に基づいて各年度の予算要求および編成を実施。
中長期的な財政規律のあり方を示した、いわゆる財政健全化目標である「財政運営戦略」も併せて策定し、財政規律を確保する。
一方、すでに編成作業が始まっている2010年度予算から、予算編成作業に関する基本方針を予算閣僚委員会で示し、優先順位を明確にしたトップダウン型の予算編成を実現する。
また、インターネットで各省の概算要求書や政策評価調書を公開するほか、行政刷新会議が行う事業仕分けを全面的に公開。
予算執行状況のインターネットなどでの開示によって「年度末の無理な使い切りなど不合理な執行を国民の目でチェックできるようにする」ほか、各省の副大臣・政務官を長とした「予算執行監視チーム」で執行の監視・評価を行うシステムを導入する。
さらに、政策の実現によって国民がどのような具体的な成果を享受できるかを明示した「政策達成目標」を策定。
2010年度を試行期間と位置づけ、2011年度予算から本格的な導入を図る。