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(回答先: アメリカは、中国と日本が負債を買ってくれねばハルマゲドンだ (ROCKWAY EXPRESS ) 投稿者 新世紀人 日時 2009 年 9 月 26 日 16:37:05)
http://rockway.blog.shinobi.jp/
ブレジンスキー:アメリカはイスラエル空軍のイラク上空通過を阻止せよ
ズビグニュー・ブレジンスキー氏
◆9月22日
米露が協力してイスラエルのイラン攻撃を阻止するべきであり、またそれは可能であるという点を示してきたが、カーター大統領時代に安全保障顧問だったブレジンスキー氏が、もしイスラエル機がイラク上空を通過してイラン攻撃に向かうようなときには、アメリカはそれを実力で阻止すべきだ、という見解を示した。
彼はまたイスラエルはロビー活動をしてアメリカをイラン攻撃に向かわせるようなことは控えろ、と言っている。もしアメリカがイランを攻撃するようなことがあれば、結果は破滅的なものになる、と言っているがそれは正しい。それをすれば世界大戦に発展しかねないし、その際イスラエルも破滅していくことになると、このブログでも何回か指摘した。
今年8月の時点で、イスラエルのペレス大統領がロシアのメドベージェフ大統領に対し、イスラエルはイラン攻撃するような計画はしていない、と言ったとメドベージェフ大統領が語っていることが報告されている。それがイスラエルの本音かどうか分からないが、少なくともペレス大統領の考えは読み取れそうだし、イスラエルのイラン攻撃の話は、結局イランが核計画を中止することを狙ったブラフなのかもしれない。
しかしイラク(とシリア?)の核施設に対する攻撃・破壊という過去の実績があるから、まだなんとも言えないであろう。
それに、イスラエル側は上記のロシア大統領の話を否定するコメントを出している。いかなる選択肢もある、と相変わらずの姿勢であることを強調した。
ブレジンスキー氏がユダヤ系であるにもかかわらず、イスラエルのイラン攻撃をアメリカは実力で阻止せよと言っていることを見ても、これはアメリカ側からのイスラエルに対する圧力となり、イスラエルはますますイラン攻撃をしにくいところに追い込まれつつあると言えるだろう。
それにブレジンスキー氏はリバティー号事件に言及している。1967年の6日戦争時、イスラエル軍がアメリカ艦船を攻撃した事件だ。誤射だったとイスラエルは言い訳したが、間違いなく誤射ではなく、確信犯的に攻撃したものだ。これにブレジンスキー氏が言及した、ということは、イスラエルにとっても不気味な圧力になるはずだ。
特にブレジンスキー氏はオバマ大統領の国際戦略面での指南役の位置にある(あった?)人物だ。そのような人物の発言となれば、オバマ大統領自身の意図に近い内容を持つ発言と捉えられておかしくないのだから、なおさらだ。
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●ブレジンスキー:アメリカはイスラエル空軍のイラク上空通過を阻止せよ
【9月21日 HAARETZ.com】
カーター大統領時代の安全保障アドバイザーであったズビグニュー・ブレジンスキー氏は20日、アメリカ軍はイスラエル空軍機がイランの核施設を攻撃するのを実力で阻止すべきと語った。
ニュースサイトのデイリー・ビーストでのインタビューで、ブレジンスキー氏は、アメリカ軍は「無能な幼児ではない」と語り、イスラエル軍は「イラク上空を通過するだろう。我々はそれを手をこまねいてみているのか?」と語った。
イスラエルジェット戦闘機がイラク上空を通過しようとする場合、アメリカは何をすべきか、との問いに対し、ブレジンスキー氏は、アメリカは「その権利を厳しく否定するべきだ」と語った。「つまり、それを語るだけではない、という否定だ。もし彼らが通過しようとすれば、飛び立ってそれに向かっていかねばならない」と氏は語り、イスラエルの戦士らは「帰還するかどうするか選択せざるを得ないだろう」と言う。
ブレジンスキー氏は、「誰もこういうことは願わないが、これはリバティー号事件の逆かもしれない」と語り、イスラエル軍が6日戦争の時、アメリカのリバティー号を攻撃したことに言及した。あの時イスラエルは標的を間違えた、という言い訳をした。
この事件は、イスラエルとアメリカ双方の調査委員会により調査されたが、両者とも、これは悲しむべき誤射だったと結論を出した。
昨年暮れ、ブレジンスキー氏はハアレツ紙に、アメリカにイラン攻撃をさせるようイスラエルがロビー活動をしつこくし続けると、アメリカとの関係に害となるかもしれない、と語っている。
ブレジンスキー氏はハアレツ紙に対し、「イスラエル政府に少しだけアドバイスをするが、それはイランを攻撃するようにとアメリカを煽ることのないように、というものだ。私はアメリカがイランを攻撃するとは思わないが、もしやればその結果は破滅的だろう」と語った。
20日、ロシアのメドベージェフ大統領はCNNに対して、イスラエルのシモン・ペレス大統領は、イスラエルはイラン攻撃はしない、と言ったと語った。 ロシアの大統領は、そのような攻撃は「想像できる最悪のものだ」と語った。
メドベージェフ大統領はペレス大統領が今年の8月ソチでの会合の時にそのコメントをした、と語った。「彼がソチに私を訪ねてきた時、ペレス大統領は我々全員にとって重要なことを語った。イスラエルはイランを攻撃する計画は持っていない。我々は平和の国でありこのような攻撃はしないと言った」とインタビューの中で語った。ロシア政府の記録によれば、この件は17日に記録されたという。
●イスラエル高官:メドベージェフ大統領は誤解している
【9月21日 HAARETZ.com】
何人かのイスラエル高官らは、公の場でメドベージェフ・ロシア大統領のCNNとのインタビューで語った、ペレス・イスラエル大統領がイランを攻撃することはない、と発言したと言ったことについて激しく非難した。
ダニー・アヤロン国務次官は、メドベージェフ大統領は「イスラエルについて語る資格はないし、イスラエルの政策にはなんらの変更もない」と語り、メドベージェフ大統領はペレス大統領が語った内容を誤解した、と語った。
イスラエルはイランを攻撃すると何年も脅してきた。またイスラエルの高官らはイラン大統領のアハメドネジャド氏をヒトラーになぞらえてきた。メドベージェフ大統領はペレス大統領が、イスラエルは「平和の国でイラン攻撃など考えもしない、と保証した、としている。
イスラエル軍の幹部の一人、ガビ・アシュケナジ少将は21日、核技術を獲得したイランは地球全体の脅威であり、イスラエルは近い将来のイラン攻撃の考えを捨てていない、と語った。
●必要ならイラン空爆辞せずと、イスラエル軍参謀総長
【9月22日 CNN】
イスラエル軍のアシュケナジ参謀総長は21日、イランの核開発問題に関連し、イスラエルには自衛の権利があり、「イランに対する(軍事手段を含む)すべての選択肢がある」と述べ、必要に迫られた場合、イランの核関連施設への空爆も辞さない考えを示した。イスラエル政府の従来の立場を改めて主張したもの。
参謀総長はイスラエル軍ラジオとの会見で、「我々は(軍事手段を含む)いかなる準備も用意している。現在もだ」と強調した。
ロシアのメドベージェフ大統領は最近、CNNとの会見で、イスラエルはイランに対するいかなる強硬措置も取らないとの旨の発言を示していた。メドベージェフ氏は、会談したペレス・イスラエル大統領の発言を引用していた。アシュケナジ参謀総長の言葉は、このメドベージェフ氏発言を意識した形ともなっている。
アフマディネジャド大統領は今月18日、パレスチナ闘争支持の集会に関連したテヘラン大学での演説で、第2次世界大戦中のユダヤ人大量虐殺の事実を改めて否定、ドイツ政府などの反発を買っていた。
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2009/09/22 (Tue) 国際政治
[新世紀人コメント]
米国経済破綻の「清算的解決」を図る切っ掛けとして「中東動乱・戦争」が起こされて使われる可能性があると考えられる。
好都合な事に、このイランとイスラエルの軍事的紛争が起これば、オバマが宣伝しまくっている「世界からの核兵器廃絶」を押し進めて不要化した核兵器の処分を世界的に現実化する為の教訓的恐怖を造り出す事にもなるだろう。
幾つもの意味で戦略的に好都合ではないのか。
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