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(回答先: 東京株式市場・大引け=反落、円高/株高は両立しないとの見方 投稿者 gikou89 日時 2009 年 9 月 13 日 02:23:28)
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=108043
主戦場は、ドル・円。
8日、「米国」が眠りから覚めた。
レイバー・デー明け、つまりサマーホリデーから戻った米国勢が目にしたものは何だったか。
4日からのG20(主要20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議では、金融機関の自己資本規制の方向性が示される一方、危機に際して各国が講じた金融・財政両面での政策について断固として継続する意思が示された。
ユーロ圏の首脳は財政政策上の出口戦略に向けて歩き出したい意向とされたため、財政・金融によるサポートの継続はサプライズだった。
NY勢が目を覚ます前にNY金先物が動いた。1トロイオンス=1000ドルの大台を回復。
ロンドン勢がドル売りで攻める。ユーロ・ドル、豪ドル・ドルなどが上値抵抗線を続々突破した。大手証券の外国為替営業担当者は目の前で進むドル独歩安に興奮しながら、「ドル売りトレンドは続くだろう」と話した。
ドル売りが、止まらない。
8日火曜日:93円台前半
9日水曜日:92円台前半
10日木曜日:92円ちょうど近辺
11日金曜日:91円台後半
日本が朝を迎えるごとに、ドル・円は確実に水準を下げた。
そして11日午後3時過ぎ、ドル・円は90円台に突入した。
ここまで、輸出企業がドル売りを急いだほか、短期筋のドル売り・円買いが流入したとみられる。
しかし、短期筋には時間がない。
16日には日本の財務大臣が「復活」するからだ。
財務大臣は通常、急速な相場変動には警戒感を示す。為替介入(ドル買い・円売り)をちらつかせる。たとえ民主党が政権を取っても、同党の政策が円高容認と言われても、「急激な相場変動」は嫌うはず。就任記者会見では「現在の為替水準をどうみるか」との質問が投げかけられるはずだ。ことばによっては政権交代とあいまって「凄み」が加わるかもしれない。
そこが、タイムリミットになる。
ただ、財務相人事が揺れている。
これまで民主党の藤井裕久最高顧問が就任するとみられていたが、ここに来て藤井氏が旧大蔵省出身者ということで小沢一郎次期幹事長が難色を示していると報じられている。ちなみにこの藤井氏。官僚の慰労会にも顔を出し、気さくで温和なことから官僚人気が高い。
短期筋はみていた。
与謝野馨財務相が総選挙の出陣式で座り込んでしまったのを。
G20の集合写真に日本の財務大臣の姿はなく、財務副大臣の姿があったことを。
いま、日本に財務相がいないことを。
◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:モーニングスター社