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(回答先: 米国債の大量発行、金利の上昇につながる可能性=バークレイズ 投稿者 gikou89 日時 2009 年 8 月 23 日 20:09:20)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003001&sid=aY1MbBXBzgQs&refer=commentary
バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は各国中銀の当局者とともに、ワイオミング州ジャクソンホールで20−22日に開かれるカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムに出席する。
しかし大恐慌以降最悪となった金融危機が終息に向かうなか、各国中銀が再び協調スタンスで臨む兆しはほとんど見られない。
まちまちの政策対応は金融市場を不安定にさせ、痛みを伴うドル安や成長鈍化につながる恐れがあると言うのは、債券ファンド最大手米パシフィック・インベストメント・マネジメン ト(PIMCO)のモハメド・エルエリアン最高経営責任者(CEO)だ。
エルエリアン氏は「問題はドルが将来下落するかどうかではなく、どのように下落するかにある」と指摘。「本当のリスクは秩序のない下落となることだ」との見方を示した。
各国中銀の政策対応にはすでに違いがみられている。イングランド銀行は6日、リセッション(景気後退)は「想定以上に厳しい」と指摘し、英国債などの資産買い入れ計画の規模を1750億ポンドに増やした。半面、FRBは12日、最大3000億ドル規模の米国債購入計画について、買い入れペースを落とし、10月末までに終わらせることを明らかにした。イスラエル銀行のフィッシャー総裁も5日、4−6月期の経済成長がプラスに転じるなか、国債の購入を打ち切った。
こうした各国中銀の対応は、昨年9月のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破たんを受け、FRB、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀、カナダ銀行、スイス国立銀行、スウェーデン中銀が翌10月に協調利下げを実施した当時と異なる。FRBはまた、ドルを供給するため、14カ国の中央銀行と通貨スワップ協定を結んだ。
元FRB当局者で、現在ドイツ・バンク・セキュリティーズの主任エコノミストを務めるピーター・フーパー氏は、各国中銀が当時、協調を余儀なくさせられたのは、世界的な信用収縮が深刻だったためだと指摘。現在は危機が和らいでいるため、協調の意思は薄れる可能性が高いという。国際通貨基金(IMF)によると、世界経済は今年マイナス1.4%成長となった後、来年はプラス2.5%成長に回復する見込みだ。
米ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、ジム・オニール氏は、ロンドンからインタビューに答え、「自らのペースで政策を行っている各国中銀にとって最大のリスクは、為替相場の行き過ぎた変動だ」と指摘した。