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これは、米国テレビMSNBCの”Morning Meeting”のホスト、Dylan Ratigan氏が発言した、米国銀行の不良資産の買い取するためにりFRBが銀行に注入した金額である。13.9兆ドル、100円換算で1,390兆円になる。この金額はほぼ米国の名目GDPに等しい。おまけに、この金額は、上昇率は鈍化するにしても、まだまだ途中である。なぜなら、失業率の増加ばかりでなく、賃金が低下して、その必然の結果として、カード破産や住宅の差し押さえは増えるだろうから、金融機関の不良資産もまた増えていくと予想されるからだ。サブプライム、Alt-A、さらにはプライムへと不良化が進んでいる。
米国のGDPに占める消費の割合は70%。これまでの情報を踏まえると、米国GDPは劇的に低下していると考えられる。ただし、米国がちゃんとした数字を出すかどうかは怪しい。サブプライム・ローンでも、誰がどんな人がローンの契約者かも知らずに証券化し、いくら私企業とはいえ、格付け機関と銘打っているところが、内容も調べずトリプルAと評価してしまうほどの国だ。
いずれにしても、いくらかGDPなどに見える金額が大きくても、他人のカネにパラサイトすることが仕事の金融と、他人のモノを盗んで儲けを生む軍需産業が中心の米国で、バーナンキさんの言うような「経済再生」は、どのようにして可能になるのだろうか?言っていることが、まるで手品に思える。
バーナンキFRB議長「金融機関救済は経済再生のため」
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090728AT2M2701P27072009.html
きっと中国以下の賃金、生活水準になれば、「経済再生」に向かうのかもしれない。何年後になるのかは分からないが...
湘南の片田舎から
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