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(回答先: ヘッジ外債に向かう国内投資家マネー、米長期金利上昇/LIBOR低下で弾み 投稿者 gikou89 日時 2009 年 5 月 30 日 00:21:09)
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200905290013a.nwc
日本政策投資銀行は28日、株式会社になって初となる2009年3月期決算(単体、08年10月〜09年3月)を発表した。融資先企業の業績悪化で与信関係費用が増加したことなどから、1292億円の最終赤字となった。政投銀は昨年10月1月に特殊法人から株式会社になったため、6カ月の変則決算となる。
特殊法人時代の08年9月期(08年4月〜9月)は276億円の最終赤字で、半期ベースでは、2期連続の赤字になった。同時に半年で、1000億円以上も赤字が拡大した。急速な景気悪化で、大口融資先の業績が悪化したため、引当金や不良債権処理損失などがかさんだ。09年3月期の与信関係費用は08年9月期の2.5倍の1222億円を計上した。
また、民営化に伴って、融資だけでなく、企業への出資などの投資も成長戦略の一つに位置付けていたことが裏目に出た。株式市場の低迷で、投資業務は247億円の損失を計上した。
本業のもうけを示す業務純益は309億円で、08年9月期とほぼ同じだった。
記者会見した荒木幹夫副社長は「きわめて残念な決算。(今期は)与信コストがどうなるか予見しがたいが、黒字確保に邁進(まいしん)する」と語った。
政投銀は政府の危機対応業務に基づき、昨年12月から低利融資やCP(コマーシャルペーパー)購入に乗り出した。このため09年3月期に貸出金・有価証券は1兆4265億円も増加。荒木副社長は「半世紀にわたる政策金融の経験とネットワークを生かさない手はない。株式会社としての合理的判断からやっている」と説明するが、今後、融資先企業の業績が悪化すれば、さらなる不良債権処理を迫られることも懸念される。
また、政府の追加経済対策では、長期資金貸付枠がさらに8兆円拡大される。現在の総資産額に迫るような金額で、荒木副社長も「正直どのくらいの規模かつかみかねる」と漏らす。
一方で、政府・与党が13〜15年度に予定していた完全民営化を撤回する方針となった。荒木副社長は「どういう帰趨(きすう)になるか理解していないし、コメントを差し控えたい」と話すにとどめたが、これまでの経営戦略に大きな転換を迫られる可能性もある。