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(回答先: ジョイントが経営破たん、同業他社の資金繰り不安再燃の声も 投稿者 gikou89 日時 2009 年 5 月 30 日 00:19:22)
http://jp.reuters.com/article/financialCrisis/idJPJAPAN-38252420090528
自社の運用資金を外国債券に振り向ける資金フローが、日本の一部機関投資家の間で出てきた。金融不安の沈静化でドル建てロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の低下傾向が鮮明になり、調達金利が低下する一方、運用対象先の利回りが上昇し外債への投資妙味が増している。
ドル不安をきっかけに日米の長期金利差が2008年11月以来6カ月ぶりの水準に広がる中、こうした投資行動が日米間の金利差拡大に歯止めをかける可能性もありそうだ。
市場参加者によると、機関投資家が食指を伸ばしているのは「ヘッジ外債」と呼ばれる為替リスクを回避しながら外国債券を購入できる金融商品。調達金利と投資商品の金利差が利益に直結するため、海外市場における長短金利差の広がりを受けて投資に踏み切ったとみられる。
海外金利をめぐっては、オバマ政権下での財政負担が重しになり、とりわけ米国債利回りの上昇が顕著になっている。27日のニューヨーク債券市場では、10年米国債利回りが一時3.74%となり、08年11月以来6カ月ぶりの水準に上昇した。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが21日、英国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げ、参加者の間で「米国債がトリプルA格の座を降りる」との見方が根強く残っていることも、米金利上昇に拍車をかけているとみられる。
一方、金融不安の沈静化で調達環境は改善している。3カ月物のドル建てLIBOR金利は、米リーマン・ブラザーズ破たんの影響で08年10月に4.9%前後に急上昇して以降は低下傾向をたどっている。今月21日には0.7%を割り込み、ピーク時に比べて7分の1の水準に至っている。
ある機関投資家の運用担当者は「ドル転コストが低下する中、米連邦準備理事会(FRB)による国債買い切りの効力が薄れたあたりから外債投資に妙味が出始めている」と話す。
国内の長期金利は、政府が財政支出15兆4000億円に上る追加経済対策をまとめ、4月10日に1.490%と08年11月以来5カ月ぶりの水準に上昇して以降、おおむね1.4%台での推移にとどまっており、日米金利差は拡大の一途だ。その差は26日に2%を超え、08年11月以来6カ月ぶりの格差となった。
続く...