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(回答先: 日銀の失策に対しても強く糾弾して頂きたい。 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2009 年 5 月 23 日 02:14:07)
日銀は失政ではなく意図的な確信犯にすぎません。彼らは日本円の価値を守り中央銀行としての役割は最低限行っております。
わたしも「円の支配者」を読み暫くは日銀に批判的に思っておりましたが、少々的外れでした。
日銀が糾弾されるとするならば、銀行から市中に資金が行き届かない最大の理由、BIS基準のバーゼル合意を飲まされたことだ。
BIS基準いわゆるバーゼルTは、1984年に大手銀行であったコンチネンタル・イリノイ銀行が破綻し、国際的な銀行間取引を通じて海外にも波及しそうになったことの反省から生まれた合意なのだが、これは日本をターゲットにしたアメリカの国家的戦略であった可能性が高い。このおかげでバブルが崩壊し日本は沈みっぱなしになってしまった。
いくら日銀が資金を供給しても、銀行のBIS基準が足を引っ張り資金を供給できないのです。貸し剥がしや貸し渋りの原因は日銀の責任に責任があるのではなく、BIS基準が問題なのです。
ちなみに、現在BIS基準監視は金融庁に権限が移譲されている。
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2004年6月末には新BIS規制(いわゆるバーゼルII)のルールが公表されました。バーゼルIIでは、これまでの枠組を見直し、(1)自己資本比率の計算の精緻化、(2)監督当局によるチェック、(3)市場によるチェック、の「3本の柱」によって、現在の経済・金融システムにふさわしい規制となることを目指しています。特に、(1)では、信用リスクの計算が精緻化され、格付機関等による外部格付をもとに計算する「標準的手法」および銀行自身の内部格付に基づいて計算する「内部格付手法」のうちから、銀行は自らに適する手法を選択することができるようになりました。また、事務ミスや不正行為等により損失を被るリスク(オペレーショナル・リスク)についても分母のリスク・アセットに加えられています。なお、わが国では、バーゼルUによる規制は2007年3月末から実施されています。
http://www.zenginkyo.or.jp/service/hint/details/keyword_15.html
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今回の金融危機の原因の一つは・・・これもある種の「脳死コンプライアンス惨禍」と呼べるのですが、バーゼルII,BISによる自己資本比率の新規性にあることは間違いありません。
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/7f6475429e74ca3699f0ea75719dfabf
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