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「米経済は厳しい情勢続く」 大統領が慎重な見通し示す
2009.04.15 Web posted at: 15:42 JST Updated - CNN
(CNN) オバマ米大統領は14日、ワシントン市内のジョージタウン大学で演説を行い、先日導入した景気刺激策によって景気回復の兆しが生まれつつあるものの、今後の情勢はより厳しいとの経済見通しを表明した。
大統領は景気対策法や銀行への資本注入、住宅政策、ノンバンク金融市場の増強、自動車大手再建、G20会議に取り組んできたことを強調。ただし景気回復の兆しは「厳しい時期が過ぎたことを意味しない」と明言し、2009年は米経済にとって引き続き厳しい1年になるだろうと述べた。さらに、景気悪化によって失業者や差し押さえが増加し、痛みが悪化する可能性を警告した。
大統領は10日、経済政策によって「希望の兆しが見えてきた」と語るなど、このところ比較的楽観的な見通しを示していた。英経済紙フィナンシャル・タイムズの関係者は、経済対策の効果が表れ始めていることを認める一方、「勝利を宣言するのは時期尚早」とコメントした。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200904150011.html