★阿修羅♪ > 国家破産62 > 391.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: ヤマハ発動機(7272)は日興CG証券の格下げで敬遠される 「主要4事業はいずれも回復の兆しが見えず、第3四半期まで赤字 投稿者 gikou89 日時 2009 年 4 月 17 日 04:05:47)
http://www.chosunonline.com/news/20090416000027
中国が1−2月に米長期国債(1−30年物)を大量に売却し、代わりに短期国債を取得していることが明らかになった。外貨準備高の流動性を高めるポートフォリオ調整という名目だが、金融危機克服の過程で米国の独断をけん制する思惑があるとみられる。
15日付北京商報によると、中国社会科学院金融研究所の李揚所長は最近、中国メディアのインタビューに対し、為替当局が年初に米長期国債400億ドル(約4兆円)相当を売却し、同国の短期国債600億ドル(約6兆円)相当を買い入れたことを明らかにしたという。李所長は「外貨準備高の調整で最も重要なのは、国債の満期構成を変更することだ。今回の措置はそうした戦略の一環だ」と述べた。これに先立ち、13日付ニューヨーク・タイムズも「中国が1−2月に米国債を大量売却し、先月から取得を再開した」と報じた。
7400億ドル(約74兆円)の米国債を保有している最大の債権国中国が、米国の長期国債を短期国債に切り替えたことは、いつでも債券を売却し、両国間の経済協力関係を後退させることができるというメッセージを投げ掛けたものと受け止められている。
中国はまた、主要輸出先の一つである米国との経済協力に向け、貿易黒字の相当部分を米国債に投じてきたが、今回の金融危機で米国がドルの供給を増やせば、ドルの通貨価値が大きく下落し、中国の国富が損なわれるとの懸念を抱いてきた。中国社会科学院世界経済政治研究所の孫杰研究員は、「今回の調整で、中国は米国のドル乱発をけん制する上で有利な立場を確立する」と指摘した。
昨年、ノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のポール・クルーグマン教授は、中国紙『21世紀経済報道』のインタビューに対し、「中国は米ドルのわなにはまった。米国資産を大量に取得したのは賢明な策略ではなかった。中国は(米国債投資で)最終的に20−30%の損失を被ることになる。途中で米国債を売却したとしても相当な損害は避けられない」と指摘した。
しかし、米ダラス連銀のリチャード・フィッシャー総裁は訪問先の香港で14日、「中国が米国債の保有を減らす理由はない。中国政府が米国を支援するという点に関して全く疑っていない」とクギを刺した。