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AIG賞与課税法案「慎重に精査」 米大統領(日本経済新聞)
【ワシントン=大隅隆】オバマ米大統領は22日放送の米CBSテレビのインタビューで米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の高額賞与問題を受けた緊急課税法案について「慎重に精査する必要がある」と語った。米下院は先週、高額賞与などに90%の税金をかける法案を可決。上院でも類似の法案の本格検討が始まっている。
オバマ大統領はAIGの高額賞与に関しては「意味をなさない」と批判する一方で、特定の個人懲罰のために税制を使うべきではないとの意見にも理解を示した。「公正さという基本原則を支持する合法的なやり方で、金融安定化の障害にもならないような方法」を探る考えだ。
米金融システムについては「大恐慌の経験から学んでいる」ので問題解決は可能としつつ、「何もしなければ大きな問題が発生するだろうし、連鎖破綻を起こすような金融機関は確かにある」と発言。金融安定化に向け大規模な追加資本注入や不良資産分離などが不可欠との認識を示した。 (12:24)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090323AT2M2301523032009.html