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自己中経営者(或る浪人の手記)
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投稿者 あ+ 日時 2009 年 3 月 21 日 20:14:38: 8WlTWJKy3iQ86
 

なぜ、セブン―イレブンでバイトをすると学生でも3カ月で経営を語り始めるのか?
ドキュン―イレブン、委蛇気分

 最後は部下の育て方について考えよう。セブン―イレブンでは学生アルバイトでも始めて3カ月も経つと、経営について一家言を持つようになるといわれる。発注分担といって、バイト学生も担当商品ごとに自分で仮説を立て、発注し、結果を検証する。日々の実践が自信を植えつけるのだ。欧米の経営学者も注目する。時給が特に高いわけではない。それでも各自が力をつけ、育っていく理由をこう話す。

 「人間にとって大切なのは、やはり、仕事のしがい、働きがいです。給料の高い会社は社員が定着し、給料が少しでも安かったら、離職率が高まるかといえば、必ずしもそうではなく、逆の場合もあります。

 要は自分の存在価値がそこにあるかどうかです。人間は善意の生きものですから、自分を啓発する力を誰もが秘めています。それを引き出すきっかけや仕かけがその場にあるか。セブン―イレブンの場合、自分で責任を任され、成果を出していく経験が自己啓発力を引き出しているのです」

 ザ・プライスでも同様のことがあった。1号店の西新井店での話だ。前は店歴の古いヨーカ堂の店舗だった。07年、近くに大型商業施設が開店。ヨーカ堂の新店舗を核に専門店などが出店した。西新井店の売り上げは激減。パートたちも活気を失った。

 店はザ・プライスへと業態転換する。ローコストで運営するには、パートが主戦力になり、自ら進んで仕事に取り組まなければならない。職場の環境は一変する。開業1カ月後には人が変わったように生き生きと働くパートたちの姿があった。

 対照的なのが中国・北京での話だ。北京に進出したヨーカ堂の店舗では現地の中国人社員が次々育ち、競合から破格の給料で引き抜かれるようになった。ところが、転職先には力を伸ばせる環境がなく、契約を打ち切られるケースが相次いだ。「重要なのは個人と環境のマッチング」だと鈴木氏はいう。

 「本人に責任を持たせると同時に、失敗してもそれを活かせるようにする。部下は自己啓発力を持つ一方で、自己正当化を図る存在でもあります。失敗すると理由を並べ、つじつまを合わせようとします。それを鵜呑みにしたら部下は育ちません。

 教育とは答えを教えることではなく、気づきを与えることです。部下が自己正当化を始めたら、限界意識が芽生えている表れで、あえて部下を追い詰めて今の方法では駄目だと気づかせ、殻を破らせる。限界を突破できれば、自信がつきます。上司が仕方がないと思ったら、部下も自己啓発力を引き出せず、組織は活力を失っていくことでしょう」

 鈴木流経営の最大の特徴は、人間の本質に目を向け、当たり前のことを当たり前に徹底して実行することにある。不透明な時代だからこそシンプルな発想と行動で壁を突破してはどうだろうか。

(2009年03月20日 President Reuters)


 まあ、仕事に大切なのは「賃金」だけではなくて「やりがい」もある、というのは確かにその通りではあるんだけど、我々が一つだけ覚えておかないといけないのは、こういう事を「経営者」が言い出す企業というのは、漏れなく超絶S級のスーパーDQN企業だという事。

 例えば、この記事でインタビューに答えているセブンイレブンなのだが、本当に3ヶ月で経営が語れるようになるかは兎も角として、本当だとするならば、そういうクラスの人材を、たかだか時給700円程度で使っている、という事だ。

 如何に無茶苦茶、出鱈目な事なのか、少し考えれば分かるだろう?

 その出鱈目かつ無茶苦茶な雇用のあり方を、「やりがい」などという言葉で誤魔化しているに過ぎん訳だ。

 まあ、コンビニバイトの大半は学生だろうから、100%きっちりと当て嵌まる訳では無いけれど、これって、本来ならばもっと高給を取って働いて消費して経済に貢献出来る人材を不当に安く買い叩き、賃金デフレを悪化させて景気の悪化を加速させている、という事。

 本当にコンビニバイトレベル、レジ打って、ちょろっと掃除して、足りなくなった商品出して後はダベっているだけなら、そりゃまあ700円程度でも十分だろうが、そうではなく、もっと責任のある仕事に就かせた人間まで、ほぼそのままの待遇で扱き使うってのは、明らかに社会に対する悪影響だと言える。

 仕事はカネだけでは無いが、それなりの仕事をしている人材にそれなりの賃金を払うのは、企業にとって重大な社会貢献、エコだの何だのよりもずっと重要な社会貢献な訳だ。

 つまるところ、こういう「仕事はカネではなくてやりがい」なんて事を「経営者」が堂々と言ってのけている企業ってのは、そういう義務を放棄している事を小賢しい戯言で誤魔化そうとしてるスーパーDQN企業だという事。

 そして、そんなスーパーDQN企業のスーパーDQN経営者の戯れ言に騙されて、彼らの手の平の上で滑で不細工な愚民ヲドリを披露しているのが、野牛スパムくんのような低能ウヨクという訳。

 確かに、何でもかんでも「カネ、カネ、カネ、カネ」と騒ぎ倒すのは不細工だしさもしい限りだが、労働に対して正しい、適性な賃金を要求するのは、当たり前の権利であると同時に、ある意味では義務とさえ言える。

 その、正しい労働で得た賃金によって経済活動に積極的に参加する事によって、賃金デフレという狂った流れを是正し、国民経済を正しい方向に導いていけるからだ。

 この手のDQNや、その手の平の上で踊っているクソバカウヨクが口から吐き出す綺麗事風の詭弁に騙されてはいけない。

 義務と権利というのは、基本的に全く異質のものである事はあり得ない。

 その殆どは、コインの表裏の関係にある。

 正しい権利を主張する事は、正しく義務を遂行する為に必要な事柄でもあるのだ。

http://restororation.blog37.fc2.com/blog-entry-1617.html  

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