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(回答先: 政府発行紙幣を1人あたり100万円配っても経済効果はありませんか? 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 1 月 31 日 23:23:18)
100万円配って受け取った人は、消費税率20%とか30%で、受け取らなかった人は無税にするとしたら、貴殿はどちらを選びますか?私だったら100万円受け取りません。
仮に、消費税率7%だとしても、ワヤクチャ殿のように誠実な性格な方ならいいのですが、私みたいな怠惰な人間は勤労意欲を破壊するデメリットを有します。日本文化の貴重な財産である勤勉な精神の破壊はとてもお金には代えられません。
財布の紐さえ緩めば、貰った100万円ではなくとも、自分で稼いだ100万円なんてあっというまに使ってしまいます。今日本に必要なのは100万円ではなく、将来への希望と安心です。100万円も配られたら不安でいっぱいになってしまいます。年収300万円の人が100万円貰っても、おそらく100万円は貯金してしまいます。消費にまわりません。2008年秋の米経済の失速の大きな部分は、税金の還付による景気浮揚の反動が金融危機と重なり大きなマイナスとなってしまいました。
政府紙幣を配るのではなく、労働分配率を高め、勤労意欲を高める政策こそ必要です。公明党のようなクーポン券配布のような発想は日本文化社会を破壊します。
今極端なインフレ政策を起こす事は、スタグフレーションへ直結します。日本は海外から食糧エネルギーを輸入して生きています。今瞬間政府紙幣発行したとしても、円の価値が急減する事は無いでしょう。それはこれまで日銀が価値を管理してきたことも一つの理由です。本当は、厳しくなんか管理していないと思っているのですが、チェック機能という仕組みがあると思う共同幻想が紙幣にとって重要なのです。紙幣にとって中央銀行の存在意義は非常に大きいと思います。
チェック機能が無い紙切れが、本当に価値があるのだろうか?という疑惑を持たせる太政官紙幣は、将来円の価値が紙切れになる恐れが有ります。
いいですか、紙幣はタダの紙切れなんですよ!何の価値もない紙切れです、そこに1万円と印刷しても流通するのは、皆が価値があるであろうと錯覚する共同幻想にすぎないのです。
貴殿もどれだけ経済を理解されているかわかりませんが、私の経済理論認識と直勘では、政府発行紙幣は、共同幻想を破壊し、将来に禍根を残す恐れが有ります。私は自分の相場観にに自信があります。(過去に投稿した予想は100%ではないが高打率であると自負しています。この板でも昨年ゴールドマンサックスの原油1バレル200ドル説をレポートが出た直後批判し、ユーロ高のピークでユーロ高の終焉を宣言して投稿した)たとえグルーグマンだろうと、丹羽教授だろうと、誰だろうと、ビックネームからといって論文を無批判に受け入れる事はしません。論文の中身に関して、その中身を吟味するだけの能力は持ち合わせているつもりだ。まあ、皆さんはどう思っているか解りませんがネ。
現時点での、政府発行紙幣の私の評価は、下手をすると円の価値を無くし、食料もエネルギーも輸入できなくなり、我々の生命にかかわってくるリスクがあると思っています。政府発行紙幣を認めることは賛成できません。日銀券の方が中央銀行がチェックをしているという共同幻想を抱く分、円の価値が維持されるメリットがあり、優れています。いや、紙幣としてはそうしなくてはいけないのです。
なぜ、政府が発行している通貨が、紙幣ではなく1円5円10円50円100円500円の硬貨だけなのかよく考えてみるといいかもしれません。