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(回答先: 政府は「景気後退保険」をつくれ(ロバート・シラーの「21世紀の新・金融秩序」) 投稿者 そのまんま西 日時 2009 年 1 月 23 日 01:22:14)
米住宅危機の終結はまだ遠い=シラー教授(ロイター)
2009年 01月 23日 12:32 JST
[ニューヨーク 22日 ロイター] 米エール大学経済学部のロバート・シラー教授はロイターとのインタビューに応え、米国の住宅危機の終結はまだ遠く、住宅価格は2010年以降も下落を続けるとの見通しを示した。
シラー教授は、全米20の主要都市の住宅購入価格を指数化したスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー指数の考案者の1人として知られる。同教授はインタビューで具体的な数値には言及しなかったが、先物市場の動向は住宅価格の下落トレンドはまだまだ続くことを示していると述べた。
同教授は「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の指数に基づく先物市場の動向は、住宅価格が2010年に入っても下落を続け、今後さらに10─15%下落する可能性があることを示している」と指摘。「この予測はおそらく的中する。状況がさらに悪化することを示している」と語った。
現況について、見通しが正しいなら危機はまだ半ばにあり「弱気になりたくないが、信頼感がかつてない水準まで落ち込んでいるため、住宅価格の下落は2010年以降も続く可能性がある」と述べた。
米国では失業率の上昇に伴い住宅価格の下落が加速。S&Pによると、米国の戸建て住宅価格は昨年10月に前年同月比18.0%下落し、過去最大の下落率を記録した。同月の主要10都市の住宅価格動向を示すS&P/ケース・シラー住宅価格指数は、前月比2.1%、前年比19.1%下落、指数の算出が始まった1988年以降最大の下落率となった。
シラー教授は、住宅市場の最近の循環動向をみれば今回の低迷は住宅ローン金利の水準により引き起こされたものではないことがわかるとしながらも、最近の住宅ローン金利の低下傾向は市場回復に向けた一条の光となっていると指摘。「住宅ローン金利の低下は、当然住宅価格を下支えする」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-36044420090123