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(回答先: Re: 柏崎刈羽原発運転再開:経緯と課題 / 柏崎刈羽7号機の再開に抗議する 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 5 月 09 日 13:24:44)
原発再開:柏崎刈羽7号機/下 不信感 /新潟【毎日JP】
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090510ddlk15040007000c.html
◇繰り返された火災 改善は東電の自助努力頼み
「地域からの信頼が十分に得られていない。東京電力が『安心だ、安心だ』と言うと、心配になる地元感情もある」。
07年7月の中越沖地震直後、泉田裕彦知事は東電に対する地元住民の思いをそう代弁してみせた。
02年のトラブル隠し問題、06年に発覚したデータ改ざん問題を受け、県は安全対策について東電に報告を求めるため、安全協定を改定した。
この協定に基づき、東電に「耐震安全性の厳正な確認」と「運転再開にあたっての事前了解」を求めた。07年9月の県議会で泉田知事は「廃炉もあり得る」と言及。協定を盾に東電にプレッシャーをかけてきた。
◇
被災後の復旧作業中、東電は原発構内で火災や人身事故を繰り返した。被害は軽微だったものの、その度に地元住民からは不安視する声が上がった。泉田知事はそうした感情をくみ取り、東電や消防に厳しく安全対策を取るよう求めてきた。
しかし、技術的に専門性が高い原発に関しては、火災の原因究明についても、消防は東電の自主調査を追認するしかないのが現実。柏崎市消防本部の幹部は「結局は東電の自助努力に頼るしかない」と明かす。
相次いだ火災に、泉田知事は「過失責任を追及するより、過失が生じそうになったら現場から報告してもらうなど、常に改善する努力をしていただきたい」と注文を付けた。原発反対派の住民は「慎重であることに越したことはない」と評価する一方、原発推進派の柏崎市議は「何か起きた時に自ら責任を負いたくないのだろう」と推し量る。
◇
地震で被災し、長期にわたって停止した原発が運転を再開するのは世界的にも初めての試み。東電関係者は「何が起こるか分からない、と言われればその通りだ」と明かす。地元の品田宏夫刈羽村長は「最後は東電が信頼に足る組織かどうかだ」と強調する。
7日に運転再開容認を表明した際、泉田知事は「原発も人が造ったものである以上、完全無欠はあり得ない」と述べた。その知事に質問した。東電を信頼できるのか? 泉田知事は「信頼という言葉は抽象的。ある段階でイエス、ノーと言えるものではない」と答えた。【五十嵐和大】=おわり