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(回答先: 反ロスチャイルド同盟 日本人が知らない恐るべき真実 研究ノート 日本の新興宗教概観B 投稿者 石工の都仙臺市 日時 2009 年 11 月 19 日 22:32:21)
日本人が知らない 恐るべき真実
2006-11-25 ■日本の新興宗教概観C 06:52
http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20061126
■日本の新興宗教概観C 06:52
引き続き『日本国研究─情報ブローカー日記』より転載させていただきます。
日本の新興宗教概観part.4
オカルトブームの影
70年代から80年代かけて、戦後に躍進した学会や霊友会などの新宗教が徐々に頭打ちになる一方、多数の新興宗教が生まれました。これらは新新宗教と呼ばれます。
新新宗教のなかで一番初めに現れたのはGLAです。GLAは高橋信次を教祖とした混合系宗教です。高橋は異言の手法を用い輪廻転生の存在を主張しました。(※注7)
また、GLAは教義に3次元・4次元の観念を持ち込むなど疑似科学の手法をとり、その後の新新宗教のあり方に大きな影響を与えました。先日白装束で騒ぎになったパナウエーブ研究所(≒千乃正法)もGLAから派生した宗教です。
86年に立教された幸福の科学もまた新新宗教の代表格です。総裁大川隆法はかつてGLA及び生長の家の信者でした。そのためその宗教的手法には似通った点も見られます。
一時期、幸福の科学はマスコミ倫理研究会を通じてのヘアヌード反対運動や、自民党三塚博元蔵相を総裁に推す運動を展開するなどの社会運動を展開していました。
これらの事実は生長の家の保守色を髣髴とさせます。
そしてGLAや幸福の科学と並ぶ大きな新新宗教として、有名なオウム真理教があります。麻原彰晃によって開かれたオウム真理教は超能力を謳い信者を急激に広げました。一方でオウムは社会・地域と頻繁にいざこざを起こすなど、反社会的性格の目立つ宗教でした。後にこの性格が極まり、皆様もよくご存知のようにオウムは数々の重大事件を起こす結果となります。
これらの新宗教に共通する特徴として、疑似科学・超能力などのオカルト志向が挙げられます。これらは戦後直後の新宗教にはあまり見られない特徴です。80年代、雑誌「ムー」などのオカルトがブームになったため、超科学に対して主として若年男性の心理的抵抗感が弱まっており、オカルト的宗教が受け入れられる土壌があったためでしょう。
概して新新宗教においては、オウム事件のような「妄想としての社会活動」はともかくとして、実効性のある社会・政治活動は低調でした。この要因として、新新宗教が70年代以降の「私化」時代の個人主義の産物であることや、閉鎖的集団を構成する傾向が強いことが原因だと思われます。
新新宗教ブームは90年代前半にピークを迎えました。しかし、ブームは95年のオウム事件を境に終息。宗教は社会の右傾化と軌を一にして新たな転換を迎えます
日本の福音派
1997年前述の宗教系保守団体「日本を守る会」と、保守系識者団体「日本を守る国民会議」が合併し、「日本会議」が発足しました。
これにより、社会の保守化と併せて戦後生まれの保守系宗教団体の政治活動が活発になりました。アメリカでも近年福音派の政治台頭が顕著ですが、似たような現象は日本でも生じているわけです。
なぜ靖国参拝がかくも重大論点になるのか、理由の一端が伺えるのではないでしょうか。
神社本庁・生長の家・仏所護念会・モラロジー・キリストの幕屋・国柱会・霊友会・崇教真光・念法眞教・黒住教などが、日本会議を構成する主な保守系宗教団体とされています。
現在の日本において実効性のある保守的社会運動は主として宗教系の活動が多く、新しい教科書をつくる会・拉致被害者を救う会なども、保守系諸教団の信者が多数活動しているとされます。(※注8)
夫婦別姓・女帝容認・代理母出産など、多くの国民が消極的に賛成である問題がいつまでも進展しなかったり、有害図書・有害ゲーム・青少年健全育成条例・性教育・ジェンダーフリーなど、大多数の国民が無関心な問題に対して近年急速に規制が強まっているのはこれらの団体の動きと表裏一体です。
この宗教系右派に距離が近い議員は、文教族が多いとされています。これは木村篤太郎の「日本青少年善導協会(現・日本会議)」以来の伝統です。
具体的に言うと、生長の家とは村上正邦・平沼赳夫、霊友会とは石原慎太郎・小野清子・森善朗らが近いとされています。
一方で、1999年、保守的社会運動の隆盛に逆行し、公明党(創価学会)が与党として政権入りしました。
公明党は前述のように元来反体制を標榜しており、替え玉投票事件以降徐々に自民に融和姿勢をとるようになった政党です。
また、創価学会に対しては、保守的宗教の中で強烈な反感が存在しており、公明党の政治姿勢も平和と人権を掲げるなど保守系の宗教とは相容れないものがありました。
そのため自公連立は、自民党で親学会派政治家と保守系右派と繋がる政治家との鞘当を激化させます。
主に旧経世会(現・平成研)の野中や小渕が中心となり公明連立派を形成したのに対して、旧青嵐会や森派を中心に反公明の動きを見せ、党内が混乱したのです。元自治大臣白川勝彦の失脚原因はこのときの政争と噂されます。
また自民党は外部でも選挙協力を巡って、霊友会や立正佼成会らといざこざを起こしました。(※注9)
とはいえ、なにかとネガティブに評価される自・公連立ですが、学会の与党入りが、自民党内で宗教系右派が支配権を握ることを食い止めている一面があり、党内の過度の右傾を防ぎ自民党のバランスを保つ上では一定の役割を果たしていると評価することも可能でしょう。
しかしながら、自民の本来の政治スタンスは創価学会よりも保守系宗教団体に近いものです。保守的社会運動は衰えを見せないことから、近い将来の自民党-公明党連立の破綻を予想する識者もいます。
まとめ
以上で見てきたように今も昔も宗教と政治は密接な関係があります。
現代の日本人は宗教をタブー視しがちですが、宗教が政治に絡んでいるという事実を無視すると国民の知らない間に特定の宗教が国家権力を握っていたということにもなりかねません。
マスコミ報道などでアメリカにおけるキリスト教右派の政治的台頭が伝えられています。事の是非はともかくとして、我々はこれを対岸の火事ではなく、宗派は違えども現在の日本でも同時代性をもって起きている現象であるということを肝に銘ずる必要があります。
※注7…GLAは生長の家の影響を受けていると指摘される。生長の家の影響を受けた他の宗教家として、法の華三法行・福永法源や幸福の科学・大川隆法などがいる。
※注8…利益を生まない社会活動に専業で従事できる人間は自ずと限られているために、宗教は社会活動で重要な役割を果たす傾向がある。かつて旧東ドイツや韓国ではキリスト教会によって、民主化促進などの有意義な社会活動が行われた実績もある。
※注9…2004年の参院選では反学会の保守系宗教の対応は割れた。霊友会・仏所護念会は自民に協力したが、立正佼成会は民主支持に代わるなど、現在でも混乱は続いている。
↓More Information(もっと知りたい方へ)
http://www.liberal-shirakawa.net/current/tawara/twrlctr1.html
http://www.asyura2.com/0403/senkyo3/msg/956.html
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/199.html