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(回答先: (再掲)「驕れる白人と闘うための日本近代史」/松原久子 投稿者 仁王像 日時 2009 年 11 月 19 日 20:20:50)
・「言挙げせよ日本〜欧米追従は敗者への道」/松原久子
http://www.asyura2.com/08/dispute28/msg/121.html
投稿者 仁王像 日時 2008 年 4 月 27 日 13:44:36: jdZgmZ21Prm8E
(回答先: 80歳を越して、…人間への、介護は、もう、やめるべきだ/副島隆彦 投稿者 仁王像 日時 2008 年 4 月 26 日 15:53:32)
『言挙げせよ日本〜欧米追従は敗者への道』松原久子/潟vレジデント社 2K年から引用
[対決が日常茶飯事の国際社会]
・(日本人は)外界に対する猜疑心、敵愾心、そこから出てくる計算、駆け引き、脅迫は悪いことだと思っており、…策略を巡らす代わりにパッと誠実に腹を割って付き合いたい。そして自分が腹を割れば、相手も同じく感じ入って腹を割ると信じている。
国際社会にあっては対決は日常茶飯事である。ところが日本人は、それが特別な状態であるかのように思い、何とか早く普通の状態に戻りたいと焦る。息の長さに欠けるのだ。ゆっくりと鷹揚に優雅に構えつつ、内に敵愾心を秘めてどこまでも自己を貫くという、欧米人には当たり前の外交芸当がなかなかできない。
[ヨーロッパの劣悪な気候風土]
・ヨーロッパに人が住めるのは大西洋の暖流のおかげで、…寒いということは太陽に力がないということで、夏でも暖房しなければならない日が多い。そういう気候風土のため、そこにはできる食物の量も種類も哀れなほど少なかった。土地が貧しいために、麦類不作の年には大量の餓死者が出た。
そのためヨーロッパ人はなんとか貧困を克服して豊かになりたいという欲求と、…教会との間に立って何世紀もの間苦しみ、その底から爆発的なエネルギーが噴出したのである。それがルネッサンスである。同時にそのエネルギーは造船術、航海術、軍事力に注がれ外へ外へと迸り、行く先々を植民地化し、そこから資源や食料を運んでくるようになり、やっと貧困から解放され豊かになっていった。
[日本の行方]
・日本人は明治以来、西欧崇拝の波に乗り、敗戦後はアメリカ崇拝と自己否定に身をまかせ…ている。西欧の先鋭知識人たちがキリスト教文明を相対化しつつある時に、である。
欧米人の戦略思考(は)、…数千年に及ぶ人類の歴史的体験知である。もっとも大切なことは、…国家間の行動原理は利害関係の均衡であり、それを規制するものは力である、ということである。
日本人もきちんとした対外戦略を打ち立てねばならないが、日本には誤った欧米理解が深くはびこり、これが西欧との対決を考える上で大きな障害となっている。