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(回答先: エネルギーパスとはEU全土で義務化されている「家の燃費」を表示する制度。 「日本エネルギーパス協会」省エネ住宅 投稿者 蓄電 日時 2012 年 7 月 13 日 11:07:49)
h ttp://www.eco-online.org/2011/05/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8C%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B9%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8-3-11%E5%BE%8C%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E6%88%A6%E7%95%A5%E3%81%A8%E6%8C%81%E7%B6%9A%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AA%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A/
再生可能エネルギー100%社会の実現には電力使用を減らすことが大前提
「勘違いしてほしくないのは、再生可能エネルギーは万能ではないということ。
私たちがこれまでどおり、電気を大量に使う暮らしをしていたら、再生可能エネルギー100%の世の中に変えていくことなど無理でしょう」
再生可能エネルギーは、存在する量こそ莫大だが、化石燃料やウランなどに比べ、エネルギー密度が薄い。
洋上に風力発電を作ろうが、ソーラーパネルをどれだけ設置しようが、今の人間の欲望を満たすエネルギー量にはならないのというのだ。
「ではどうすればいいのか。それはエネルギー消費の分母の部分を減らしていきながら、再生可能エネルギーの社会に移行してゆくことだと思います。
例えばドイツでは、いくつもの機関が、2050年までに100%再生可能エネルギーによるエネルギー供給は可能であるとの研究報告を出していますが、
そのほとんどが一次エネルギー消費量を半分にすることを前提としています。それを実現してはじめて、
なんとか自然エネルギーだけでも賄っていけるだろうという計算であって、原発がダメだから、太陽光や風力にシフトすればいいとか、そんな単純な話ではないんです」
ところが、日本はいつのまにかエネルギーを大量に消費する社会になってしまった。
近年増えているオール電化の住宅は、省エネどころか、電気に頼らなくては快適に暮らせない家だということが、計画停電の実施でわかった人も多いはずだ。
「計画停電が計画どおり実施されたのは、3月の気温の低い日でした。つまり日本の電力需要は、気温と相関しているのです。
暖房も冷房も電気に頼る社会が推進されてきた結果、日本の住宅の躯体性能は極めてレベルの低いものとなっています」
ドイツでは、電力の消費量を押さえるのは難しいという考えから、建物の躯体性能の向上を省エネの第一義にしている。
「家庭のエネルギー消費のほとんどを占めるのが、暖房、冷房、給湯といった熱です。だからまず重要なのが断熱。
ドイツでは日射遮蔽と高断熱・高気密が義務であり、古い建物の断熱リフォームは大きな産業にもなっています。
また、不動産の売買や賃貸時には必ず住宅の燃費性能を明確化した『エネルギーパス』の提示が必須になりました。
この政策は、市場から燃費性能の悪い家を減らしてゆくには効果的です」
2009年に施行された「再生可能エネルギー熱法」においては、ドイツの新築建物で使用する熱量の約20%は再生可能なエネルギー源でないといけないと規定されている。
ソーラー温水器、木質ペレット、地熱ヒートポンプなどを使用しないと新築の許可が下りないという徹底ぶりだ。しかしこれくらい、いやこれ以上やらねば、
再生可能エネルギー100%社会という野心的シナリオを実現することは難しいということだろう。
一部引用
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