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各種電源別の発電コストが政府国家戦略室コスト等検証委員会から発表
12月13日、各種電源別の発電コストが政府国家戦略室コスト等検証委員会から発表になりました。
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20111213/siryo1.pdf の48ページ以降に各電源別の最も妥当なシナリオとともに次のようにコストが示されました。
以下のいずれも2030年時点でのコスト見積もりです。
原発 :8.9円以上
石炭火力 :10.8から11.0
LNG火力 :10.9から11.4
石油火力 :38.9から41.9
陸上風力 :9
地熱 :8.3から10.4
住宅用太陽光:9.9から20.0
メガソーラー:12.1から26.0
小水力 :19.1から22.0
バイオマス :17.4から32.2
上の試算の原発で8.9円以上となっているのは原発震災時の損害額が確定しないことや廃炉や使用済み核燃料の処分費用がやはり確定しないため、最低限のコストとして示されたものです。
更に、上の発電コストにはバックアップ電源の費用は含まれていません。太陽光や風力は大規模なバッテリーやまたはスマートグリッドの整備が必要ですがそのコストは含まれていません。また、原発については夜間作りすぎた電力を有効利用するための揚水発電所のコストも含まれてはいません。
地熱は天候に関係なく安定的に発電できることから、基本的にバックアップ電源が必要なく、自然エネルギーと比べると上に示されたコスト差以上の優越性があります。また石炭やLNG火力と比べても地熱の優位さは確実です。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<906>>
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