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(回答先: 日本の自動車市場規模はバイオマス大国ブラジルに抜かれる 新興市場BRICsを行く 投稿者 蓄電 日時 2011 年 7 月 18 日 19:42:10)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110711-00000013-nna-int
ルフトハンザ航空は7月15日から、バイオ燃料を使用した定期便を就航する。航空各社は化石燃料からの脱却を目指し、さまざまな代替燃料の研究を行っているが、実際に定期便にバイオ燃料が用いられるのは世界初となる。
バイオ燃料は、フランクフルト〜ハンブルク間の国内線の1日28便のうち8便に用いられる。使用機材は仏エアバス製の「A321」で、2基あるエンジンの1基に充填される燃料に対し、バイオ燃料を1対1の割合で混合する。もう1基には従来の化石燃料が使われる。
両都市間の距離は452キロメートルで飛行時間は約50分。バイオ燃料が使用される最初の便は、ハンブルクを15日午前11時15分に出発するLH013便となる予定だ。
ルフトハンザは昨年11月、バイオ燃料を使った定期便を今年4月から就航すると発表していたが、関係当局からの認可取得に手間取り、約3カ月遅れのスタートとなった。向こう半年間で1,200便を運航する予定で、これにより1,500トンの二酸化炭素(CO2)が削減できるという。
今回、使用されるバイオ燃料は、フィンランドの製油大手ネステオイルが生産する「NExBTL」。パーム油と菜種油、動物性油脂を原料として作られており、あらゆるディーゼルエンジンに対応する。同社はこれにより、温室効果ガスの排出量を通常の化石燃料に比べ40〜60%削減できるとしている。なおバイオ燃料実用化に際しエンジンの仕様変更は不要という。
■各社がテスト飛行実施
化石燃料からの脱却を目指し、これまで数社がバイオ燃料を使ったテスト飛行を実施している。JAL(日本航空)は2009年1月、アブラナ科の植物「カメリナ」由来のバイオ燃料を使ったデモフライトを成功させた。英ヴァージンアトランティック航空やニュージーランド航空なども同種のテストを行っている。
さらに、食用廃油を混合した航空燃料の実用化も間近だ。KLMオランダ航空は6月、食用廃油から精製されたバイオ燃料を使ったアムステルダム〜パリ間の定期便を9月から就航すると発表。その直後には、英格安航空大手トムソンフライが、食用廃油由来のバイオ燃料を使用した定期便を就航する方針を明らかにしている。
■コスト高が課題
バイオ燃料の普及に向けては、コスト高が最大の問題といえる。エアバスは、2030年までに植物由来の航空燃料の割合が全体の30%に達すると見込むが、米ボーイングの関係者はバイオ燃料の価格が競争力が持つようになるのは早くても2035年と予測している。
ルフトハンザはバイオ燃料の使用について、燃料コストは従来の化石燃料に比べ「2倍以上」だが、「持続可能な資源の開発と、顧客にとって手ごろな料金を実現することが目標」と話している。
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