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(回答先: 岡山大、夜でも充電可能な次世代太陽電池を開発中! 投稿者 蓄電 日時 2011 年 7 月 13 日 13:34:42)
◇石油枯渇に備え、電力輸入も視野
世界一の産油国、サウジアラビアで大規模な太陽光発電システムの開発構想が進んでいる。技術や制度設計は、電機メーカー「シャープ」やプラント大手「日揮」、政府系金融機関「日本政策投資銀行」などが出資する東京大の寄付講座が支援する。来月、原子力と自然エネルギー政策を統括するサウジの政府機関「KACARE」と覚書に調印する予定。将来的には同国で必要な全エネルギーを、太陽エネルギーで賄うことを目指している。
構想は、今月11日に東京都内で開催されるシンポジウムで発表する。
サウジは石油の埋蔵量、輸出量とも世界一だが、最近は年平均2・5%も人口が増加。内需も急増し、2028年には国内のエネルギー消費量が現状のエネルギー生産量を上回る可能性がある。さらに、30〜40年には、必要な年間エネルギーが現在の日本の2・7倍(石油換算11億〜12億トン)になると予測される。
この状況について、講座共同代表の茂木源人(げんと)准教授は「原油輸入量の3分の1をサウジアラビアに頼っている日本にとって死活問題となる」と指摘する。
そのような中、昨年11月、東京大に寄付講座「太陽光を基軸とした持続可能グローバルエネルギーシステム」が設置された。エネルギー問題の解決策を模索していたサウジと講座の思惑が一致し、連携することになった。
構想では、まずサウジ全土で日照量の調査を実施。発電に適した2〜4キロ四方の土地に、数百〜数千キロワット級の発電システムを設置していき、最終的にギガソーラー(1ギガワットは原発1基と同程度)発電プラントを完成させることを目指す。発電方法は、レンズや反射鏡で超高効率太陽電池に光を集めて発電する集光型を想定している。
雨がほとんど降らない砂漠地帯は、太陽光発電システムの開発・実証に適しており、成果を日本の産業に還元する狙いもある。また、将来的にはサウジ以外の国を含めた砂漠地帯全体を世界の再生可能エネルギーの生産拠点とし、電気を輸入することも構想している。
講座共同代表の中野義昭教授は「今回の構想で日本の新しいエネルギー戦略をあぶり出したい」と話す。【藤野基文】
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110709dde001030032000c.html
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