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株式日記と経済展望
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「パワーイレ」1台で最大1000ワットの消費電力に対応できるので、
液晶テレビを見ながらパソコンを3台使い、携帯電話を5台充電できる
2011年4月14日 木曜日
1台最大で千ワットの消費電力に対応可能。慶應大発の
ベンチャー企業エリーパワーは、パワーイレ8台を宮城県
名取市に搬送、緊急対策本部や避難所で稼働を始めた。
今後は計画停電を視野に入れ、増産体制を整える考え。
◆非常用から常用へ――広がる 大型リチウムイオン蓄電池の可能性 ダイヤモンドオンライン
http://diamond.jp/articles/-/10717
大地震などの非常時に
活躍する蓄電池を
地震や停電、近年頻発するゲリラ豪雨による水害といった都市災害時には、オフィス内の非常用電源の確保が欠かせない。
オフィスのデジタル化、ネットワーク化が進展した現在、災害によってパソコンやその周辺機器、携帯電話などの使用が中断されれば、重要なデータの管理や日常的な情報伝達に支障を来すだけでなく、従業員の安否確認にも手間取ってしまう。企業の事業継続のためには、まず経営者が「都市災害への備え」を意識する必要がある。
エリーパワーが開発し、今年度法人向けにリース販売を開始した「パワーイレ」は、重量約62キロとコンパクトなサイズながら、合計2キロワット時の大型リチウムイオン蓄電池を内蔵する、世界で初めての新ジャンルの非常用電源だ。
通常のAC電源からの充電のほか、太陽光パネルで発電した電力を充電することも可能。蓄えた電力は、停電時にOA機器や通信機器の稼動、携帯機器への充電に用いることができる。
「事業継続のためのリスクマネジメントを先取りする商品です。今や備え付けが当たり前になったAED(自動体外式除細動器)のように、ぜひ1社に1台、備えてほしいと思います」(吉田博一・エリーパワー代表取締役社長)
パワーイレ1台で最大1000ワットの消費電力に対応できるので、OA機器だけでなく、たとえば金融機関のATM、プロジェクター、冷蔵庫などの大型機器も稼動を続けられる。また、AC電源が2口あり、規定の消費電力内ならテーブルタップも使用できるので、液晶テレビでニュースを確認しながらパソコンを3台使い、携帯電話を5台充電する、といった多様な使い方を、一定時間続けることができる。
平時のビジネスシーンに
さまざまな用途が
同機は移動のためのキャスターと、安全のためのハンドルブレーキも備えている。フロアからフロアへ、またイベント会場などオフィスとは異なるスペースにも、手軽に運ぶことができるのが特徴。そのため、開発時には思いもつかなかった用途にも活用できそうだ。
「スタート時はオフィス内の危機管理センターや社長室への設置など、『1社に1台』を想定していましたが、電源が近くにない場所での電子看板や、静粛さが求められるゴルフの中継にも活用できるでしょう。このほか祭りの山車(だし)の電飾用電源など、アイディア次第で多様な使い道が広がっています」(吉田社長)
稼動時でもパソコンのファン程度の音しか発生しないパワーイレは、静かさが求められる環境にぴったりというわけだ。軽油を用いるディーゼル発電機では騒音が発生するうえ、排煙の必要もあってビル内での使用には限界があるが、パワーイレならその点も心配ない。
「現在すでに20万セル(1台のパワーイレには16セルを搭載)を製造できるラインが稼動していますが、今年は新たに100万セルの量産工場に着手します。今後はビジネスユースの拡大だけでなく、個人ユーザーも積極的に視野に入れていくつもりです」(吉田社長)
省エネから創エネ、
そして蓄エネへ
パワーイレの量産普及が進めば、オフィスでも家庭でも、太陽光で発電したクリーンなエネルギーや割安な夜間の電力を蓄電して、日中に使える時代がやって来る。「エネルギー自給率の低い日本において消費電力の平準化に資するだけでなく、やがて世界中に当社のリチウムイオン蓄電池が普及することが、環境問題解決の一助になると考えています」(吉田社長)。
元銀行マンの吉田社長は、1997年に住友銀行(当時)を副頭取で退任後、リース会社の会長兼社長となったが、そこでリース物件の廃棄の問題に直面し、環境問題への関心を深めた。
その後、慶應義塾大学が研究を進めるEV(電気自動車)に試乗したことがきっかけで、同大学教授としてEVプロジェクトを立ち上げた。ところが大型リチウムイオン電池は当時、高価であり量産する会社がなかったため、自ら2006年に69歳で起業したという異色のベンチャー経営者だ。創業メンバーに電池の技術者はおらず、「あるのは“思い”だけだった」と、当時を振り返る。
エリーパワーの電池はリン酸鉄リチウムという、安全性は高いがエネルギー密度は低いとされた素材が主成分だが、同社はいち早く性能問題をクリアした。
将来、住宅に設置するのであれば、高い安全性が要求される。住宅メーカーからの高度な要求に応えるためにも、特殊な製法により、マイナス20度から60度という温度域で連続して使用できる大容量の電池を開発。さらに、「釘で刺しても発煙・発火しない」安全性を実現した。「こうあるべき」という“思い”が業界の常識を覆し、新たな価値を生み出したことになる。
現在、大型リチウムイオン蓄電池の規格は整っておらず、普及のためには乾電池のように規格が整備される必要がある。「大型のリチウムイオン蓄電池が量産できて初めて、再生可能エネルギーの広範囲な活用が始まると信じています」(吉田社長)。
(私のコメント)
東日本大震災では、東京でも計画停電で大きな影響が出ましたが、そのおかげでコンビニや家電量販店の店頭から乾電池が消えてしまった。日本では停電はもはや死語になりつつありましたが、停電するとテレビも見れなければパソコンもシャットダウンしてしまう。つまり情報から遮断されてしまうことになります。
三陸地方で3万人近い津波による死者が出てしまったのも、地震と同時に停電してしまってテレビが見れなくなってしまった。そのためにテレビがいくら津波警報を出しても、三陸地方の人には伝わらない。今では携帯ラジオを持っている人はまれであり、もっぱら携帯電話が唯一の情報源になると思われていた。しかし携帯電話も停電や基地局が破壊されてしまうと通じなくなってしまった。
市役所や町役場でも停電によって津波警報も出すことが出来なかった所もあるようだ。停電で一番困った事は役所なども通信手段がなくなり、被害の状況を県や国に伝える手段がなくなってしまっったことだ。阪神大震災のときも周辺の被災状況は伝わってくるのに神戸や三宮などの状況が伝わってこなかった。電話が不通になるのは仕方がないにしても、無線通信が停電のために使えないのでは意味が無い。
東北地方では、1ヶ月以上経った今でも停電のところがあり、テレビすら見ることが出来ず外部の状況が分からないところもある。携帯電話もパソコンも電池が切れれば使えなくなる。SOSを出すには無線通信かインターネットに接続する必要がありますが電気が無ければ伝えることが出来ない。
長期化する停電対策には自家発電機が必要ですが、発電機用エンジンを動かすには燃料がいります。燃料が切れれば発電も出来なくなり、役に立たなくなります。だから非常用発電機としてはソーラー発電が有効であり、それをバッテリーに充電して使えるようにする事が必要になる。避難所などで必要なものとしてあげられるのは電気であり水道でありガソリンだ。
電気が無ければ夜間の照明もままならず、テレビやラジオも聞けない。携帯電話の充電も出来ないから連絡も出来なくなる。少なくとも市町村役場や避難所になるような所には大型の非常用バッテリーが必要だろう。ソーラーパネルなどで充電が出来れば長期の停電にも対応が出来る。これは何も東北地方に限らず東京などでも計画停電が日常化すれば必需品になるだろう。
東京でも大災害が起きた場合には停電や断水は避けることが出来ない。浦安などでは液状化現象で断水して今でも復旧できないところもあるようだ。発電所が被災すれば停電も長期化して生活できないことも考えられる。電気が無ければ給水ポンプも動かないから水道も使えなくなる。東京でも停電対策のために非常用電源が必要になりますが、家庭用の大型蓄電池が必要になるだろう。
調べてみたらエリーパワーと言う会社から大型の蓄電池を開発していた。自動車用の電池を事務所や家庭用に使えるようにしたものですが、1000ワットの電力でテレビや照明や冷蔵庫などを使うことが出来る。非常用として使うだけではなく、安い夜間電力をコンセントから蓄電しておいて昼間に常用することも出来る。
必要ならば数台連結して大規模に使えるだろう。問題なのは高価なリチウム電池を使うので一台200万円近くするらしい。一般的には電気自動車のバッテリーを活用するプランがありますが、電気自動車のバッテリーを非常用の家庭電源にすることもいいだろう。今までは電気は貯めることができないというのが常識でしたが、電気自動車の普及が進めば家庭用のバッテリーも普及するのではないだろうか?
家庭用の使用電力のピークは朝と夕方ですが、ピーク電力を下げるにはバッテリーを使って下げればいいのではないだろうか。東京の石原知事がパチンコ屋や自販機の電力は使わなくていいのではないかといっていましたが、自販機一台の電力は月に10000円前後かかりますが、普通の民家一軒分の電気を使う。それを夜間電力で蓄電して使えばピークカットになるだろう。
東京電力の電気料金は1KWあたりピーク時は30円ですが、夜間は7円になります。そこに家庭用バッテリーを使うメリットが出てきますが、大量生産して素材も安くなり十分の一の安さになれば家庭用や自動車用バッテリーは大普及するだろう。最近ではナトリウムを使ったバッテリーが開発されましたが、ナトリウムならかなり安く出来るだろう。
◆リチウムを超えるナトリウム二次電池、住友電工が開発 3月4日 EE Times Japan
http://eetimes.jp/ee/articles/1103/04/news120.html
住友電気工業は2011年3月4日、Na(ナトリウム)化合物を用いた二次電池を開発したと発表した(図1)。資源が豊富なNaを利用しているため、材料コストの低減に向く。
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー源と接続して中規模電力網内で電力を蓄える用途や、家庭での定置用途、電池を加熱するスケジュールが立てやすいバスやタクシーなどの車載用途を想定している。
2015年の製品化を予定しており、電池のコストとして、2万円/kWhが視野に入りつつあるという。なお、電気自動車用のリチウムイオン二次電池のコストは10万円/kWh*1である。
開発した二次電池の体積エネルギー密度は290Wh/Lと高い。これはリチウムイオン二次電池の体積エネルギー密度200Wh/Lを超えている。サイクル寿命は500回。単セルを複数接続した組み電池を使った試験を2010年末にすでに開始している。容量9kWhの組み電池4台を同社の大阪製作所所内の電力系統に接続した構内試験である。9kWhは一戸建て4人家族1日分に相当する電力であるという。(後略)
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