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(回答先: 「神の見えざる手」という近代社会最大の幻想 現在もこの幻想の上に社会は成り立っている 投稿者 グッキー 日時 2012 年 11 月 27 日 14:46:34)
http://blogs.yahoo.co.jp/olympass/MYBLOG/yblog.html
ギリシア、ミドル・クラスにまで困窮度およぶ
ギリシアはようやくベイルアウトをトロイカから受けることができるようになったが、その交換条件は、いままで以上に(というのはこれまでいくども超緊縮を強行してきたから)過酷な超緊縮の実行を行うことであった。
下記の記事が示すのは、いまではかなり豊かな生活を送ってきたミドル・クラスも直撃されており、これによると暖房代を払うことができないほどである。今年のギリシアは例年にない寒さなのだが、そのための暖房代がミドル・クラスでも支払えない状態に陥っているのである。そのため、多くの人が森に入って樹木を伐採している(もちろん違法行為である)。
社会不安は極限に達しており、これまで少なかった自殺者が激増している。政治的には左派と右派の台頭が顕著で、とりわけ極右のネオナチ党の動きが不気味であるという。
多くの若者や優秀な技術をもつものはイギリスやオランダに脱出している。もはや国としての体裁をとっていないような感じである。
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スペインの状況 − 銀行へのベイルアウトと大リストラ
スペインの4銀行に、ユーロ圏は総額370億ユーロのベイルアウトをおこなった(利子は1%以下)。その交換条件として1万人のリストラ、銀行発行債券保有者のヘアカットそのほかが実行されている。
この資金を使って、銀行のもつ不良不動産450億ユーロが「サレブ・バッド・バンク」に半値で売却される(備考:そもそもスペインでは不動産市場は存在しなくなって久しい。売値がつかないのである。したがってこの半値での売却にはほとんど根拠らしい根拠はないことを知るべきである。4割であろうと3割であろうと同じである。この点は「市場」というものを考えるうえで重要である。とりわけ市場原理主義者にたいする反論として)。
4銀行のうちバンキアは多くのモラル・ハザードを抱えてきた銀行で、現在国有化されている。
これらの銀行は、かつての中小企業融資の銀行に戻ることになっている。
スペインの失業率は今後27%という歴史的な高さになると見込まれている。
この大リストラの遂行によって経済はどこまで落ち込みをみせるのであろうか。すべてが超デフレ的政策の遂行であり、経済を浮揚させる政策はとられていない。
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こちらは財政破綻という幻想に囚われている人々
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