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(回答先: 「検察審査会の本丸」 投稿者 カッサンドラ 日時 2012 年 7 月 25 日 10:21:23)
この期に及んで検察を擁護するわけではないが、捏造報告書作成により「誰かが実害を被ったのか?」と反論されたら、あなたなら何と答えるか。 「だって、それにより小沢氏が検審起訴されたじゃないか」とたぶん答えると思う。 では「確実に誘導により審査員の議決が偏向させられたという証拠はあるのか?」と再反論されたら、何と答えるか?
それは・・・審査員個人に確かめてみないと他人には判断できない。 そうなのだ、前田元検事のフロッピーディスク改ざん事件のように、現物は証拠採用にもならなかったフロッピーを(プリントアウトした書類が証拠採用になっている)如何様にいじってみたとて「実害は出てないじゃないか!」と開き直っていたのと同じ事なのだ。 しかも前田元検事は、改ざん後すぐに現物を持ち主に送り返している。 結局何のために改ざんしたのか、いまだに分かってはいない。
やったことは検事にあるまじき不祥事だが、それにより実害への関連性は証明されていないのだ。 話しは最初に戻るが、検審に渡す証拠類が「これですべての証拠だ」と判断できるのは検察だけである。 「これで全部です」と言われれば「そうですか」と検察審査会は受け取らざるを得ない。 たとえ容疑者に「有利」な証拠を提出しなくても、検察審査会では永久に分からないだろう。
なにも捏造報告書なんかに頼らなくとも、証拠や調書類の選別でいくらでも「誘導」は可能なのだ。 ただ小沢氏の場合は、容疑者に不利な証拠類が集まらなかったのかもしれない。
とにかく、明白な捏造報告書で検察を追い詰めていっても、最後は「じゃあ実害との関連性は証明できるの?」で逃げ切られてしまうに違いない。 逆に言えば、効果の不確かな捏造報告書を「なぜ、あえて作ったのか?」となるのだが、これは永久に答えてはもらえまい。
手下の実行犯に目が眩んで、背後の元締め計画犯を見逃してはならない。 今回これだけの検察・マスコミ・裁判所を巻き込んだ犯罪は、チンケな末端実行犯だけで計画できるものではない。 しかし末端実行犯をいくら痛めつけても「元締め」の名前は吐かないだろう。
だいたい「誰が捜査するのか?」がそもそも問題なのだ。 腑抜けの国会議員たちでは期待するのは無駄だろう。 頭の中では「オザワを擁護していると取られるのが嫌だ」程度の考えしかないのだろうし。 国民はといえば、いまだに新聞の論調をしっかりと頭に刻み付けて「オザワの呪縛」から逃れられない者が大半だし。
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