http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/501.html
Tweet |
(回答先: 〔悪魔思想6〕原爆とそれから派生した原発は、世界権力が発意し全世界を舞台に壮大な仕掛けを展開・演出し推進してきた 投稿者 仁王像 日時 2011 年 10 月 01 日 08:37:51)
『原発はいらない』小出裕章/幻冬舎新書‘11年から抜粋
<国家財政が破綻するほどの賠償額になる!>
・東京電力に賠償をきちんとさせるという意見は政治家にも強いようですが、本当の被害額は、東電が何度倒産しても間に合わない規模になります。日本国が破産覚悟の賠償をしても、まかない切れないかもしれません。
事態がそれほど深刻であることを、多くの日本人はいまだ気づいていないように、私には見えます。(p218)
・原発は電力会社にとってコスト的に見合うものではありません。そこで地域独占と絶対に利益が出る料金体系で、大甘の「飴」を用意して、電力会社に「作らせた」のです。だからこそ電力会社はこれまで、競って原発を建設してきました。(p100)
<原発推進派も反原発派も心配している研究者不足>
・1960年代から70年代初めにかけて、全国7つの旧帝大系国立大には、「原子力工学科」や「原子核工学科」が設けられていました。原子力ないし原子力発電を推進するのは国策でしたから、その専門家を養成する役割を、全国の7つの国大が引き受けていたわけです。
けれども世界はその時すでに、原発から撤退をはじめようとしていました。米国では1974年、ヨーロッパでは1977をピークに原発は減り始めていくのです。
学生は敏感ですから、原発には夢も希望もないと感じれば学ぼうとは思わない。その傾向はずっと続いていて、今では7国立大学から、原子力に関する学部や学科はすべてなくなってしまいました。原子力の研究者を養成することに関しては、私は賛成です。私は原発廃絶のためと立場は正反対ですが、いずれの立場でも、研究者不足は深刻な問題なのです。(p177)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。