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(回答先: 水圧は水深によって決まる!ー4号機の意図的爆破・説への疑念 投稿者 短足鰐 日時 2011 年 6 月 01 日 20:10:55)
次に、本稿の論理構造を解剖してみる。
いくつかの強引なウラ読みを重ねて稿が成り立っている。文章の趣旨を意訳して並
べる。
@ 当日、枝野官房長官は水素爆発説を説明したが、そこに爆破目的がそれとなく語
られている。
A 宮崎サイトにある4号機建屋平面図には、間違いなく爆破を知っている(に違い
ない)人が注釈をつけている。
B 東電社員が鎮火確認で建屋に入ったとき、燃料プールにしっかり水が入っている
ことを確認しているのは、それで「爆破の成果」を確認しているのだ。
C 海江田大臣が答弁が終わったあと、質問者の藤井さんを上目遣いに見て苦笑しな
がら、あとは察して下さいというような仕草をした(ここは「笑い」を入れたいとこ
ろ)。
等々。
論理が弱いので、後は物量作戦でいろいろな材料を詰め込んでいるのは初稿と同じ
パターン。
本稿への疑念を再整理すると、
・事故後数日にして、菅が原子炉建屋のこんな危険な爆破を決断し、指示するだろう
か(吉田所長の独断にもっていくのか)
・一つ一つの強引なウラ読みの信憑性は大丈夫なのだろうか。
・ゲートは手動では開放不可能だと断定しているが、この判断は正しいのだろうか。
・東電単独にしても、次の地震が来れば、建屋の倒壊も危ぶまれるほどの無謀な爆破
を敢行するものだろうか。
本稿も決定打を欠く。主張のコアの周りの外皮に着目すると、「思わせぶり」な部
分がずい分あることに気づかれよう。そして詐術に満ちている(意図的ではないかも
知れないが)。
やがて、このお説も「デマ言説」であったと認定されると思う。
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