06. 2011年6月01日 22:38:32: R0CX945mHs
短足鰐さん、こんなところで頑張っておられたんですか。 自分は断然、短足鰐さんを応援します!!なぜかというと、あっしらさん、聞きしに勝る論客のようで、そんな方をあろうことか「この男」呼ばわりしてやっつけにかかる勇気にまず拍手をおくりたいからです(笑) 自分など、あっしらさんレベルの知能と対決するなんて怖くて怖くて・・・短足鰐さんは勇者です。でも、みなさんおっしゃるように、「この男」などと呼び捨てにせずに、短足鰐さん、もう少し柔らかくあっしらさんに対面されればよかったかなーとも思います。それ以外の議論の大元では短足鰐さんの言われることに賛成します。 話は変わって、自分もあっしらさんについてちょっと。自分もあっしらさん登場の時の論を読ませてもらいましたが、正直、強烈な知性だなーと感服しました。と同時に、なにかしっくりこないモヤモヤをも感じました。これは短足鰐さんのあっしらさん批判と同質のものだと思います。 まず、2号機問題ですが、「現場が致命的見落としによって、サプレッションプールの水が空っケツ状態を招くほどアホになれたものだろうか?」ということが1点。・・・それを他の角度から言えば、あっしらさんが軽がると想定するように、「隔離時冷却系がサプレッションプールの水を、圧力抑制室が機能喪失するほどカラカラに汲み上げてしまう」設計にそもそもなっているものだろうか?という疑問です。 あともう1点は、あっしらさんが言う「2号機損壊が事故をレベル7に深化させた」のだろうか、ということです。官邸のHP(http://p.tl/PYEM 4〜7p)でさえ、2号機のみならず1号機も3号機もレベル7としているんですよね。まあ確かに2号機破裂は大きかったでしょうが。3月15日の大汚染は2号機だけではなく1〜4号機全部が合わさった汚染だと思います。 長くなりますが、以下に自分が以前あっしらさん向けに書いたものを、これさいわい再利用して、貼っときます。なにかあまりに時期を逸していたし、あっしらさんは恐いし、もういいや、と恥ずかしくなり宙に浮いていたものですが、上に書いた最初の疑問をねちねちと書いているので。 -------------------------------------------------------- ほえ〜〜・・・ 今さらあっしらさん投稿を読み直しましたが、あっしらさん、どうも破綻してますよねぇ。 >圧力抑制室という装置は蒸気を冷却するサプレッションプールがあってはじめて機能するものなのに、原子炉隔離時冷却系を駆動し続けると、肝心の水がなくなってしまう状態を生むのである。 (おや?3号機では高圧注水系まで動いたようですが、これも最終水源はサプレッションプールのようで。では3号機はなぜ2号機みたいに圧力抑制室に水がなくなり、破裂しなかったのでしょうか・・・) そもそも、2号機サプレッションチェンバーの設計って、フェイルセーフならぬ、「フェイルアウト」だったのですかね。 隔離時冷却系を駆動し続けると、サプレッションプールがしまいに空っケツになり破裂しかねない設計だった?・・・いやはや。情弱な自分には確かめようがないですが、もしそうだとすると、これ、常識ではありえない設計思想でしょう、「フェイルアウト」設計ですから。ちょっと目を離すと大事故が結果するという。ところが原発はフェイルセーフが売りでしたからねぇ。おかしいです。普通、原発の設計者なら、隔離時冷却系が最後まで水を汲み上げても、サプレッションプールの役割として有効量の水が残るように設計するものではないでしょうか。それがフェイルセーフだと思います。今になっても原発系技術屋連が誰もそんな設計ミスに言及しない以上、あっしらさんはその「フェイルアウト」設計の実態をこそ実証すべきかな? ・・・結局、原子炉運転員がサプレッションチェンバー水位を常時監視して、ある程度水位が低くなったら隔離時冷却系を手動停止しなければ、格納容器圧が上がったときにサプレッションチェンバーが爆発しかねないカス設計になっていたなどは、およそ考えにくい話だということです。つまり、東電現場がサプレッションチェンバー空っケツを失念した結果、圧力抑制室破裂に至ったなど、思いつきの与太話に思えます。 もし実際に2号機がそうした「フェイルアウト設計」になっていなかったのなら、つまり、隔離時冷却系が水を汲み上げても、サプレッションチェンバーの機能を喪失しないフェイルセーフ設計になっていたのなら、もちろんこのあっしらさん投稿の主張は意味ないです。サプレッションチェンバーには「有効な」水があったので、その破裂は東電の「バカ現場」の見落としではないからです。 他方、万一サプレッションチェンバーがそうしたバカ設計になっていたとすれば、2号機破裂は東電のバカ頭の現場責任というよりは、どちらかと言えば「設計ミス」に責任があるでしょう。それはそれでとんでもない話になりますが。 どっちにせよ、あっしらさんの主張は意味なしですね。 -------------------------------------------------------- 以上、棚上げしたあっしらさん宛コメでした。 ついでに書いておきますが、あっしらさんが4号機爆破論を書かれたのを見て、かなりがっくりきました。しかも何度も爆破は行われた、などとさりげなく言われてませんでしたかね。外国のTVの「4号機爆発映像」という糞ネタを信じていますし・・・これでは尊敬に値する知者の面影ゼロ。恥ずかしい気さえします。もしかしてけっこうお年なんでしょうか。 4号機爆破説に関する自分の感想は、上スレコメ#28での短足鰐さんの感想とほとんど同じです。付け加えれば、3月15日の爆発直後の4号機の様子も公表されているわけですから、その4号機の全面の外壁崩落の様子を見たなら、4号機が内側から全面的に爆発したと直覚できなければダメだということです。つまり一見して、火薬などの部分的爆破ではなくて、建物全体に渡る水素爆発以外に考えられないのですよね。その4号機の有様を見てなお、爆破説を唱えるとは・・・ま、その点だけを見ればあっしらさんは話になりません。 あっしらさんは陰謀論者のようです。阿修羅には詳しくないのでその昔の栄光をよく知りませんが、たしか9/11陰謀論者だと理解した記憶があります。どんなに知力があっても「陰謀頭」ではどうしようもないです。4号機爆破説など陰謀頭が生み出すどうしようもなさの1例でしょうね。 そんなわけで、なんか空回りしているように見受けられますが(笑)とにかく短足鰐さんを応援します。あっしらさんなんてやっつけろ! |