http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/283.html
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(梅雨明けのカラッとした天気が大好きだ!)
日本では戦後、地政学を封じられてきたのでタイトルのような発想は微塵もなかったと考えられる。ここで提言するのは「職業」としての戦略家への道である。たとえはあまり良くないが中国の戦国時代の諸葛孝明や多くの(食客としての)軍師(日本で言えば、山本堪助、黒田如水、竹中半兵衛etc)のイメージから出発している。
てっとり早いのは篤志家から寄付をつのり戦略を研究する機関を作ること(他にもいろいろなパターンがあろうがここでは深入りしない)。ここに所属する戦略家の卵は日夜研究に励み国家戦略を提言していく。これらを広く国民の間で議論し国論としてまとまる方向へ持って行く。これらの研究機関が複数しのぎ合うことが望ましい。こうした中から「戦略家」という名に恥じない人材が輩出していく。
私見では彼らが研究する分野は以下になる。
@ 地政学を含む社会科学の根本をよく研究する。
A 米国を良く研究する。
B 大東亜戦争を総括し独自の主体的な歴史観を確立する。
C 古今東西の戦争の研究をする。
D 古今東西の戦略・戦術を研究する。
なかでも最重要なのは対米完全独立(真の独立)達成する課題である。この課題はこちらの手の内を見せないよう工夫して行う。しかも国論としてまとまり時の政府を下から揺り動かしていくものでなければならない(ゆえに政権交代が起こっても変わらない)。どうすればよいか戦略家でもない筆者にはとっさに浮かばないが、素人でもこれくらいの要請(注文)はできる。この辺も戦略家の方々に研究していただく。
独立の課題は社会が疲弊しているとそれに取り組む余裕がない、などというものではない。それが証拠に、大分前の一億総中流意識の時代にも、独立の課題を前面に押し立てて取り組んでいく動きはなかった。この課題が日本人の暗黙の了解事項になっていたとしても、その潜在意識を目覚めさせ具体的課題として追求していくには、誰かが注意を喚起し「注入」し続けていかなければならないものだと思う。
上に述べたのは完全独立を果たすまでの第一ステージである。完全独立後は第二ステージ入る。第一ステージでは下からの国論の盛り上がりを政権が暗黙のうちに認め実行していく段階。第二ステージでは国そのものが前向きに戦略研究に関与していく段階と考えられる。
米国にはすでに職業としての戦略家が政・官・民に広く分布しかつ相互に人事の行き来もやっているはずだ。
ここを訪れる万に一人の若者でも志に目覚めたら、職業としての戦略家を目指して精進していくことを希望する。(つづく)
(参考)
http://www.asyura2.com/09/idletalk38/msg/618.html#c12
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