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圧勝した民主党の政権が、本当に国民の期待に応える政権になるためには、共産党はじめ、革新勢力の協力と監視が欠かせないと思います。
来年の参院選に向け、2大政党の間に革新諸党が埋もれてしまわないために、勝手に連帯を強めていきます。
名付けて「共産党勝手連」
さざ波通信で、下記の投稿を見つけました。私の認識と非常に一致しますので紹介します。
(以下引用)
組織の在り様への危惧2009/9/15 MOMO800 50代 自営業
http://www.geocities.jp/sazanami_tsushin/
初めて投稿します。1972年入党の永年党員で居住支部に属しています。日本の未来と日本共産党の未来に危惧をもつ立場でのコメントです。
まず現場の実態です。もう5年もすれば全戸配布ビラは配れなくなります。支部は超高齢社会になっていて、支部会議は安否確認の場となっています。しんぶん赤旗の新規購読は「減紙」読者の復活がほとんどで、それも1〜3か月の短期読者です。1か月目に集金に行くと「頼んだ覚えはない」と言われることも。支部会議で確認し、実態のない党員(居住していないし転居先も不明)を整理するために除籍手続きをしても、地区委員長の段階で握りつぶされています。規約違反だと大げんかしても改善されません。ある経営支部で入党し、居住支部に回されてきた党員は、初めての支部会議の場で、党費を収めてもらえますかと言うと「そんなこと聞いてない」と言って、二度と顔を見せません。拡大した経営支部にそのことを告げましたが、ほったらかしです。
次にわたしの見聞きした事実に基づく、日本共産党という組織への危惧です。少し話は古くなりますが、まだ宮本顕治氏が健在で参議院議員だった頃(1980年代半ば)のことです。場所は参議院の日本共産党の議員控室です。それまでおしゃべりの続いていた部屋に「議長がお見えです」の声が響くと、サッと緊張が走りました。ソファーにふんぞりかえっていた衆議院議員のM氏など飛び上がって「議長、さあこちらに」と自分の座っていたところに導きます。腫れ物に触るかのような扱いに、何だこの光景はと薄ら寒い思いをしました。このことを、後年、心許せる赤旗記者に伝えました。すると「今でも変わってないよ」という返事でした。
「民主集中制ではなく完全公開に」という話は公安が付け狙っている以上、不可能でしょう。しかし、トップにいる者の周囲が、言葉は悪いのですが「茶坊主」になっている観は否めません。それがどこからくる弊害なのか、ということを考えたとき、組織運営に根本的に問題があるのではと思わざるを得ません。たとえば、ご承知のように、役員選出の過程は以下のようなものです。地区党会議では地区常任委員会が推薦する役員の名簿が出され(もちろん党会議で立候補受付のアナウンスはされますが誰も立候補しません)、それが投票で信任されます。そして第1回地区委員会総会が別室で開かれ、そこで「前」地区委員長が常任委員の名前を挙げて、地区委員の承認を求めます。委員長、副委員長の役職もその場で提案されて承認が求められます。これは都道府県レベルでも同じことで、全国から集まっての党大会でも同じことです。すべては、すでに「上の方で決まっていること」の承認の手続きなのです(もちろん全ての段階で立候補が受け付けられていますので、文句があれば立候補すればいいのですが)。こうしてトップの権限が限りなく大きくなると、どうしても茶坊主集団ができあがってしまうのです。
もう一つの危惧は、専従職員の存在です。基本的に生活がかかっているので、「上司」に逆らうことはできません。再就職の道はほとんどないので(どの民間企業も共産党の専従だった人間は雇いません)、民主商工会や民医連など関係する団体に行くしかないのですが、上司に逆らえば、この再就職の道もあり得ません。このように中間機関である地区委員会、都道府県委員会の専従職員は非常に弱い立場なのです。そして「大会決定に照らして」「○中総に照らして」という発言しかできなくなります。これでは現場の意見を反映した話は届きません。すべて「大会決定」という物差しで測られ、それに合致した話のみが「上」に上がっていくことになります。
長くなりましたので、このあたりで止めます。この「さざ波通信」での諸氏の発言すべてを読んだわけでもないのですが、文献や理論的な話が多いような気がして、少し違う視点からコメントしました。