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(回答先: 既に日本は技術面で2流国になりつつあります。 投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 7 月 11 日 19:35:45)
>>このような状態の中にあって、日本の国際的な技術力の優位性は失われつつあります。
>>すでに半導体開発では過去の勢いをまったく失っています。
日本が過去に半導体で優位だったのはメモリーだけですね。
メモリーは製造装置さえあれば誰でも参入できるという程度の技術でしたので、
後に参入してきたサムスンにコスト競争で抜かれてしまったのは、ある意味当然かもしれません。
>>高度な技術力が必要とされる液晶テレビの中核部品である液晶パネルの開発では、韓国との
>>開発競争に破れ、韓国製の液晶パネルを輸入して日本メーカは液晶テレビを生産しています。
勘違いしているようですが。液晶の開発、生産技術では日本のシャープが今でもトップです。
では韓国のメーカーにシェアを奪われているのは、それは日本製の製造装置を購入し、
日本製の液晶材料等を購入して、大量生産でコストの安い液晶パネルを作ったからです。
しかもそれは日本のと比較して一つ前の世代の生産技術で作っているわけです。
日本は生産技術では優れているのに、どういうわけかコストダウンに繋がりません。
さらに液晶テレビで出遅れたソニーが韓国サムスン製の液晶パネルを購入することでもって
敵に塩を贈る結果となりました。これでアメリカで1位2位のシェアを取っている。
日本の液晶メーカーとしては利益は少ないですが、材料メーカーは韓国のおかげで儲けさせて
もらっていますw なにしろ韓国の対日貿易赤字は昨年ですと約300億ドルです。
>>自動車ではトヨタが世界一の地位にありますが、これも将来的には韓国のヒュンダイ、中国
>>メーカ、インドメーカなどにその地位を明け渡すことになるでしょう。
まずこれはあり得ないでしょう。
なぜならば上記の液晶やメモリーは製造装置さえ導入すれば誰でも作れるのに対して、
自動車は「作りこみ」という設計図やマニュアルにはない要素が重要なポイントであるからです。
例えば昔韓国のメーカーがドアミラーの風切り音を解決できなくて、日本のメーカーに泣きついて
きたことがあります。これは高速鉄道のKTXでもトンネルドンが解決できなくて泣きついてきましたw
欧米では今後より一層厳しい排ガス規制、燃費の改善要求があるので、自前の技術、経験のない
韓国やインド、中国のメーカーは太刀打ちできません。
ただ電気自動車に関しては、中国は潜水艦を作っているところからしてバッテリーの技術を持って
います。この点は要警戒でしょうか。
>>それもこれも、日本の技術開発力が低下しているからです。
>>技術系の大学を志望する者の割合は以前と比べて低下しています。
確かにこれは言えるかもしれません。
東大ではかつては電子工学が専攻希望の上位を占めていたのに、今では専攻希望が最下位で
成績がビリでも電子工学を専攻できるレベルにまで落ち込んでしまったそうです。
なんていうか、有名メーカーまでもが官僚化してしまったということですかね。
つまりテストの成績が良い人が希望の職種に付けるけど、必ずしもそれが本人の得意とする
分野とは限らない。
夢も希望もない職場で研究しても、何も生まれないのは当然ですね。与えられた課題はこなせる
でしょうけど。
本来でしたらiPodなどはソニーが最初に開発していたでしょうに、ハードメーカーでもない
アップル社に先を越されてしまった。
唯一日本がアジア新興国と優位に立てるのは、大学での物理、科学等の講義を日本語で受け
日本語の教科書で読み、日本語で思考できるということでしょうか。
意外にも欧米以外の国で自国の言語で物理、科学等を出来るというのはないんです。
隣の韓国でさえ英語による講義でやっています。これではノーベル賞なんて夢のまた夢です。
また韓国ではものづくりていうか、職人さんの社会的地位が奴隷階級だという歴史的背景も
あるせいか見下す傾向もあり、後継者不足に悩まされるでしょうね。